かなりいいスープの本です。

しょうがの温め効果をスープでとれる本です。

しょうがは生で食べるより、
加熱した蒸しショウガのほうが体のあたため効果があることを利用したスープの本です。
しかも面倒な手間がなく、
スープジャーで作るというアイデアには驚きました。
｢８０度しょうがスープ｣というそうです。


これまでしょうがをすって紅茶に入れることで、
冷え症対策してきましたが、
この本ならしょうがの利用法が何倍にも増えます。

レシピは３つに分かれていて、
１章は和・洋・中華とエスニック、
材料別の索引もあるので冷蔵庫の素材から逆びきでスープが選べるのも嬉しい。
つぶしカボチャのチーズポタージュやココナッツカレースープ、
大麦入り食べるミネストローネを作ってみましたが、
とてもおいしかったです。

２章は体調別のいろいろなスープがでています。
たとえば、
生理不順、
更年期障害、
花粉症、
胃腸不良、
便秘解消、
貧血予防などにおすすめのスープです。
体調の悪い時、
なるべく薬に頼りたくないけど、
なにを食べればいいのかわからない、
そんなときこのスープ本は実に頼りになりそうです。

３章はドリンクです。
りんご葛湯は風邪ぎみのときに作ったら速攻効きました。
下痢には梅しょう番茶がおすすめとあります。

うしろには携帯できる蒸ししょうがフレークの作り方やいろいろな料理に応用できそうなしょうがだしの活用法もでています。


しょうがをベースにいろいろ食材が実に工夫されたスープの本で、
簡単に作れるのに、
しかもおいしくレベルが高いと思います。
しかも全てのスープに効果がわかるアイコンがついていて、
毎日のランチはもちろん、
お家でも大活躍しそうです。