大雑把に見渡すためには良い
どんな論争が行われていたか、
雰囲気をおおざっぱにつかむのにはよい。
創造論反対以外ではよくぞここまでというほど反目しあっていることがわかる。
ただ基本的な用語の解説がなかったり、
なぜそういう論争が起きたのかという前史的な部分にあまり触れられていないので、
予備知識無しで読むのは辛いかもしれない。
おそらく二人の著作を何冊か読んだことがある人向けに書かれている。


細部については、
カンブリア爆発の異質性と多様性の問題など、
非常に上手くまとまっている箇所もあるのだけれど、
ちょっとどうかと思う部分も少なくない。
著者自身が論争に首を突っ込んでいるので、
客観的な第三者が書いたものではないということは押さえておいて良いとおもう。


たとえば、
断続平衡説の論争では生物のすがたかたちの安定がなぜ起きるのかが問題になった。
ドーキンスら批判者は自然選択の一種(安定化選択)で説明できると考えたが、
グールドは自然選択による説明を好まなかった。
こういう背景に触れず、
著者はいきなり安定化選択で説明してしまう。
つまり批判者の主張を取り入れた中道的なモデルを、
もともとのグールドらの主張であったかのように擁護している。
これではなぜ論争になったのかわからないだろう。


この種の”書き換え”でより深刻なのは、
適応主義を批判したグールドとルウォンティンのスパンドレル論文(87年となっているが正しくは78年)のところだ。
著者はグールドらの批判によって適応仮説を検証するためのよりよい方法が開発されたと評価している。
そのよりよい方法として挙げているのは定量化と系統間比較だ。
しかしこの二つともスパンドレル論文より前にすでに使われている。
本書で具体例として取り上げられているハチの血縁性の理論は1964年、
それを初めて定量的に検証した研究でさえ76年だ。
著者は年代に触れていないのだがなぜだろう。
有名な研究なので調べなくても気づく人は多いはずだから、
わざと隠したわけではないと思うが。
ドーキンス VS グールド (ちくま学芸文庫)

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