親がいない状態を切り抜ける主人公の工夫が楽しい

大家族の一員である８歳の少年だが、

いつも家族とぶつかってしまい、
家族を鬱陶しく思っている。

そんな中、
クリスマスの家族旅行に行くはずが
とあるトラブルから一人だけ家に取り残されてしまう話。


家族の束縛から一気に解き放たれ、
家でやりたい放題している開放感と
家族の行方もわからず、
連絡も取れない不安感がうまい。

タイトルから考えるとずっと家にいるイメージがあるが、

買い物などで出かけるシーンも多く、

その間の親がいない状態を切り抜ける主人公の工夫も楽しい。


そして空き家同然の状態を狙う２人の泥棒。

その泥棒の動きを察知して、
独自の対策法を取るのが一番のウリ。

コメディということであまりにも間抜けすぎる泥棒ではあるが、

少年の用意した罠に思い切りハマッてくれて気持ちいい。


やや子供っぽい仕上がりだが、
王道と言える内容で
期待通りのまま安心して観られる。