旧盤より録音レベル改善、嬉しい復刻盤。

1988年に発売されたちあきなおみのアルバム復刻盤。


1988年のテイチク移籍から92年までの活動停止までの間に、
ちあきなおみがテイチクに残したアルバムは9タイトル。

そのうち6タイトルは2007年に復刻されたが、
4年の歳月を経て残る3タイトルがいよいよ復刻された。


2007年に復刻された6タイトルは、
発売当時の「オリジナル・カット・マスター」を使用し、
デジタルリマスターなどの作業が一切行われず復刻された。

今回の3タイトルについても、
先行6タイトルと同様であると発売前に一部で告知されていたが、
発売後にオリジナル盤に比べ録音レベルの改善が施されていると情報が修正された。

すなわち、
今回の3タイトルは「オリジナル・カット・マスター」 を使用したものではないということになる。


石原裕次郎の楽曲のカバーしたのがこのアルバム。
ちあきなおみの後期の音楽活動に大きく関わった、
アレンジャーでピアニストの倉田信雄が全曲を編曲している。

石原裕次郎が描いた世界が、
新たなアレンジとちあきなおみの歌唱で別世界のものに生まれ変わり、
発表から20年以上経った今でもその新鮮さは失われていない。