仮説として楽しみたい一冊
邦題からは恐竜の絶滅からストーリーが始まる進化史のような印象を受けるが、
内容は原著タイトル「Out of Thin Air」(薄い大気の中からの出現)が示すとおり、
地球の生物の進化・絶滅を決定する重要な要因に、
大気中の酸素濃度・温度が関わっているのではないか、
という仮説に基づいた論説である。


恐竜に限らず、
地球に生命が誕生してから現在まで、
生命は何度も大量絶滅を経験し、
そして進化してきた。
その原因には諸説あるが、
筆者は、
進化の過程で生まれてきた新しい種は、
大気中の酸素とどのように関わりを持つかによってそのボディプランが決定されてきたと考察する。
大気中の酸素濃度が薄い時代には、
より効率よく酸素を代謝可能な呼吸器官を持つものが進化した。
例えば、
単純な鰓を持つだけの生物に代わって、
二枚貝のように、
水流を一定方向に流すシステムを持つものが台頭してきた。
逆に、
酸素濃度が高い時代には、
恐竜のように、
巨大な生物が出現する。
大陸移動や生物層の入れ代わりなどによって、
酸素濃度が大きく変動する時に、
大量絶滅が発生して新たな生物種を生み出す…。


本書を読み進めていく上でのキーワードは「酸素濃度」の一言につき、
理解しやすい。
もちろん、
進化・絶滅に関する要因はこれだけではないだろうし、
本文中で述べられる主張のほとんどが酸素濃度の時代変動のグラフだけに基づいているという科学としての危うさは否めない。
だが、
あくまでも「仮説の一つ」として読者に真摯に提示されるスタイルは読んでいて好感が持てるし、
生物の進化史として興味深く読めると思う。
生命進化を考える上で引き出しを増やす、
と言う意味で読んでおきたい一冊。
恐竜はなぜ鳥に進化したのか―絶滅も進化も酸素濃度が決めた (文春文庫)

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