役者はそろったので初心にかえって続編を期待

3巻までは右手に堕天使の入れ墨を入れて自らを戒める程医療を捨てた男が命の恩人と再会し、
治療費に事欠く人たちのために医師の道を再開する物語。

そこに病院運営の為にはきれいごとばかりとはいかないからと裏社会のダークな治療も引き受ける平成版赤ひげ診療記な物語だったのに、
4巻あたりから方向性が違ってきてしまった。

6巻は佐倉江利子の過去。

「そりゃ、
ちょっと無理があるんじゃない」というような話。

医療ものの限界なんでしょうか？

外科医二人・内科医・麻酔医・頼りない助手と病院スタッフは十分。

キャラクターは魅力的なので初心に帰って訳ありの人たちが集まる街のヒューマン医療ものとして続編を書いて欲しいと思う。