生きることは、捨てながら進む事

私達は 不安や悩み事のない平穏無事な生活を
願っています。
何故不安や不満、
悩み事が生まれるのか、
それは心の中に手放したくない欲が
あるから 執着になるのです。

仏陀が教えている執着は
1、
欲(五欲)への執着
2、
見解への執着
3、
儀式 儀礼への執着
4、
我論への執着
の４つです。
誰もが持っている執着で、
執着の
深さは 1→4の順に深くなっています。

生きるという事は、
物に依存し、
欲を持ち、
執着を持っているという事なのです。

執着の前段階の感情に「渇愛」~満たしても満たしても満足しないという『心の渇き』があります。

この渇愛をストップさせないと自動的に執着に
移行します。
ではどの段階であれば制御出来るのでしょうか。

「この世に存在するものは、
ただそこに存在しているだけ」と受け止める事なのです。

この世にある美しいものが欲(執着)そのものではなく、
人の思考(概念)が欲だと著者は説いています。
放っておけば良いのです。

「執着から離れる為に、
全ての感情を手放す」
という事を理解して、
生活する為に欠かせない
適当な量を知って、
それ以上の贅沢は強いて
求めないという正しい依存の在り方を学んで
いきたいと思います。