「記念アイテム」と捉えるか、「ただのカラバリ商品」と捉えるか

本商品は既発のEXペガサス星矢（新生青銅聖衣）の色替え商品です。
加えて、
通常版では付属したブロークン聖衣が付かず、
かといって新規でボーナスパーツが付く訳でもありませんので、
事実上の値上げとなります。
パッケージもブロークンパーツが付かない分薄く、
EX版の箱というよりは無印神話の箱ぐらいの厚みしかありませんし、
当然の如くPET製のカバーも付きません（冥衣や黄金シオンと同じです）。
バンダイ的には「（通常版の）EXキグナス氷河が8,100円なので、
ブロークンパーツをなくしてこの値段なら妥当だろう」と踏んだのかもしれませんが、
消費者目線で見れば「ブロークンパーツ付きの通常版が6,000円そこそこだったのに、
パーツを減らして色を変えただけでこんなに値段が上がるのはボッタクリだ」と映っても仕方がないと思います。


今後、
他の青銅聖闘士の黄金EXが発売されるのかも不透明（多分東映あたりの受注販売で出るのでしょうけど）ですので、
黄金色の新生ペガサス聖衣が大好きと言う方や「アニバーサリーエディション」という響きに価値を見いだせる方、
あるいは神話シリーズのフルコンプを目指している方ならともかく、
それ以外の方には値段相応の満足感は得られないのではないかと思いました。


最後に、
「車田正美熱血画道40th Anniversary」を謳うのであれば、
こんな劣化カラバリ商品（PS3の限定版のOCEでさえ、
ブロークンパーツが付いていたことから「劣化」と表現しています）でお茶を濁すのではなく、
完全新作の大物アイテムをぶつけるぐらいの意気込みは見せて欲しかったところです。
これでは車田御大にも失礼では？と思ってしまいます。