はじめましょう、野生生活
 「おやっ」と思わせられる邦訳タイトルである。
また、
帯にある瀬名秀明氏のことばにも惹かれるものがある。
「この本の結末はわれわれをどこに連れていってくれるのだろう」と、
そんな期待を抱きながら読んだ1冊である。

 かつて、
われわれの身のまわりにはもっと多くの生物たちがいた。
文字どおり周囲の環境にも、
体表にも、
そして体内にも。
そうした生物たちとのつながりが失われたいま、
われわれにいったい何が起きているのか。
本書はその点を追及する。

 ひとつの例が、
寄生虫とクローン病との関係である。
衛生的な生活環境の普及や薬の服用などによって、
寄生虫はわれわれの腸内から姿を消していった。
しかし、
そのことが逆に、
われわれに不健康をもたらしている面もあるという。
すなわち、
裕福な都市でこそみられる、
クローン病などの新たな病気の増加がそれだというのである。

 この考えは、
じつはそれほど馬鹿げたものではない。
というのも、
ヒトの身体はもともと、
そこに寄生虫がいるのが当然という状況のもとで進化してきたからだ。
そこで実際、
クローン病患者の体内にブタの寄生虫を入れてみたところ(!)、
なんと患者たちの大半が快方に向かったという。
そしていまでは、
そうした寄生虫を求めて、
果敢にも自ら旅をする一般人までいるというから、
これまた驚きである。

 ほかにも本書では、
都市に捕食者を放つというアイデアや、
巨大ビルの壁面を農園にするという取り組みなど、
われわれの野生生活を取り戻そうとする、
さまざまな興味深い試みが紹介されている。
著者の筆致も軽やかであるため、
読者も前のめりのまま最後まで読み進めることができるのではないか。

 では、
この本の結末はどうだったのだろう。
正直言うと、
わたしにとってはそれほど「衝撃的」ではなかった。
まあでも、
その点を差し引いても、
本書は十分に楽しめる内容だと思う。
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わたしたちの体は寄生虫を欲している (ポピュラーサイエンス)

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