パソコンでフォノイコライズ　想像以上の高解像、ワイドレンジ

　予備用のカートリッジとして購入したので、
音質の方はあまり期待していませんでしたが、
パソコンにレコードをデジタル化して取りこむのに使用したところ思わぬ高性能に驚いています。


　デジタル化してパソコンに取り込むのに、
フォノイコラザーを使わず、
インピーダンス(47kΩ）の合うデジタル　ミニアンプ(1.1W)を通してからサウンドカードでデジタル　データーにしています。
その後音声編集ソフトでイコライズ処理をします。


　解像感は素晴らしく、
くせの無い音質になります。
この方法だとMCに全く引けを取りませんし、
普及品のフォノイコライザーは軽く凌駕します。
周波数帯域も４０，０００Hz近くまで行きます。
高音部のレベルが小さいので、
イコライズの際RIAA特性のカーブよりも少し持ち上げればいいだけです。
スペクトラムで確認しながら作業を行いますが、
MM型はSN比がMC型よりも良く、
２４bitで録音するとイコライズ処理にかなり余裕が有ります。
アナログのイコライザーはMM型の音質をかなり落としているのです。
SN比は良くても解像感が悪くなります。
フォノイコライザーを通すと２０、
０００Hzがやっとです。
くせが無い点は同じです。
高価なフォノイコライザーを所有していないので、
何とも言えませんが、
カートリッジの性能を引き出すにはそれなりのフォノアンプが必要不可欠とも言えるかも知れません。
このカートリッジは安いですが、
ポテンシャルはとても高いと思います。


※注意　　一般にサウンド　カード,DAC等への過大入力は故障の恐れが有りますので、
出力を最小にしておいてから接続してください。
スピーカー端子等にはつながないでください。
パワーアンプの出力は強すぎるので使用は避けた方が無難です。
１ｗ程度有れば十分です。