「楽園追放 -Expelled from Paradise-」の特集記事は…

全部で30ページ強の特集。
本誌はCGの情報誌なので、
映像のメイキングをCGスタッフ側からの解説内容です。

何冊かは以前の号にも本作品関連の掲載がありましたが今号では、
また別の内容で総括的な記事となっています。


デザイン、
モデリングはキャラ、
メカ、
背景と各種を掲載。
ただし各項の画像はあまり大きくは無いです。

キャラはアンジェラとディンゴ、
メカはアーハンとニューアーハンを中心に解説があります。


モーションを付ける為のセットアップ、
レンダリング、
3Dモデルのテクスチャも小さくだが載っています。

常に暗くなって欲しい部分、
服の皺などライティングでは表現しきれない影は既にテクスチャに描く工夫も興味深い。

メカなどはアンビエントオクルージョンをレンダリングコスト節減の為、
テクスチャに焼きこんだとの解説もあり。

3Dソフトは3dsMAXを使用している事も分かり、
スプリクトでの自社製のカスタムツールも紹介されている。


モーション等の各シーンを担当した方々が拘った部分を感じられる、
それぞれのページも良いですね。

3DCGの作品ではあるが、
手描き作画アニメの様な工夫を全体的に感じらる記事内容でした。


本文解説ではマクロスなどで有名な「板野サーカス」という名称が出てきてピンと来る方もいるかと。

特集末にはモーションアドバイザーとして関わった板野一郎氏とスタッフの対談も掲載されています。