おいでませ暗黒卿

ファインモールド（以下：FM）信者としてはやや悔しいですが、
率直な感想はかなり良い。

古参モデラー向けのFMは組み易いですが、
これは【プラモデルが作れる人にとって】簡単というもの。

今回のバンダイ製は、
初心者にも易しくパーツをランナーから全部切り離して組み立て開始しても、
ほぼ組み立て可能だろう。

　今回は整形色を活かして部分塗装で仕上げてみたものの、
全体の雰囲気はなかなか。

Mr.カラーで部分塗装し、
タミヤアクリルのスモークで全体を塗ってから薄目液で拭き取るといい塩梅に汚れます。

モールドもシャープで大変キメ細かい。
パーティングラインも目立たず非常に組み立てやすいものでした。


以下は、
FM版との比較です。

●大きい
　同じ1/72のはずなのですが、
バンダイ製のほうが一回りほど大きな外観になります。

　※このおかげもあってか、
FMよりディテールが細やかになっている個所もあり正直驚いています。

●柔らかい
　FMのキットを作っていることが多かったためかわからないが、
バンダイ製はプラスチック自体が柔らかく感じます。

　デザインナイフでゲート処理をする際は注意が必要かと、
FMの感覚でいくと抉りそうになります。

●プロポーション
　重箱の隅をつつくような話ですが、
正面から見ると横に長く少し間延びした印象を受けます。

　こちらはFMの方がよく再現できていたと思います。

●ディテール
　コクピットハッチ裏側に至るまで細かなディテール再現がなされています。


以上を総評して星4つとしました。

贅沢を言えば、
デス・スター・トレンチの台座以外に、
裏蓋を外さずに飾れるFMのような台座もつけてほしかったこと。

レーザー砲も穴の開いていない物も付けてほしかったこと（折角プロップ準拠にしたコクピットなどがあるのだし・・・）。

今後はTIEファイターも予定されていますし楽しみですが、
是非ともTIEボマーを出してくれ！！

◆写真はFM版との比較（※FM版はあえてミディアムブルーで仕上げています。
）