いきいきとしたビリーのカヴァー

ビリー・ジョエルが大好きで、
ドラマ『glee』も大好き！
という僕のような者にとって、
これはもうマストバイの1枚だ。


「ムーヴィン・アウト」「ピアノ・マン」「マイ・ライフ」などは、

わりとオリジナルのテイストを尊重したナンバーだけれど、

アーティの「オネスティ」、
カートの「素顔のままで」などは、

声質のせいもあるのだろうが、
ちょっと雰囲気が違うと感じた。

そりゃまあオリジナルが一番なのは分かり切っているが、

しかしどれもなかなか聴かせてくれるし、
アレンジもわるくない。


7曲目まではシーズン5からのトリビュートだけれど、

他のシーズンでビリー・ジョエルをカヴァーしたものも
ボーナストラックとして4曲ほど収録されている。

「アップタウン・ガール」「ロンゲスト・タイム」など、

堂々たるビリーの代表曲ばかりを、
いきいきと歌い上げている。

いい意味で、
古い革袋に新しいワインを注ぐような挑戦だ。


実はシーズン5はまだ観ていないのだが、

gleeのメンバーたちの顔を一人ひとり思い浮かべて聴き入り、

若いっていいなあ、
などとひそかにこころ打たれているのです。