グローバルな技術者からの厳しい警告

　私は電気屋なので、
メカ屋さんの書いた本はどうかなと思いましたが、
八割方は一般論なので電気屋にも役立つアドバイスがいっぱいです。
技術プレゼンがテーマですが、
他の著作のおさらい的なものも多いので、
このシリーズで最初に手に取る一冊としてもよいでしょう。

　著者はサムスンへのコンサルタント経験から、
セミナーで行列をしてまで前の席を取ろうとする韓国人技術者と後方の席で居眠りをこいている日本人技術者の実情を語り、
日本人技術者のあまりのモチベーションの低さを指摘しています。

　また、
外国人技術者からの指摘として、

　・日本人技術者は、
コンセンサスをとろうとしない。

　・日本人技術者は、
身勝手な行動を取る。

　・日本人技術者は、
実はコンセンサスが取れない！
　・日本人技術者は、
「No!」と言いたいのに何でも「Yes」
　・日本人技術者は、
「Yes!]と言ったのにその後の行動なし。

耳が痛いですが、
的確な指摘です。

もはや技術者のレベルはアジアの劣等国になりつつある日本。
グローバルな視点を持って、
チャレンジが必要と痛感します。