なぜ、この小さな本に涙ぐむほど感動したのだろう・・！？

この出版社のシリーズは感心しながらよく立ち読みをします。
でも、
迷う事なくレジへ直行したのは、
初めてです。

理由はタイトルの［---今を生きる言葉］ではなく、
六田知弘という方の［写真］の素晴らしさです。
この写真家が、

被写体に向き合い「光と影」の揺らめきに祈りをささげながら撮影している様子が眼に浮かびます。
また、
数カ所の
ページに点在する、
今、
生きている最中の鮮やかな花の陰影も格別です。


書店に並ぶ世界中の写真集のなかで、
このつつましい小型本になぜこんなに魅せられたのかは、
判っている
ようで判りませんが、
手のひらに心地よく馴染むこの本をパラパラとめくって、
普通以上の何かを感じる方には
お勧めします。
それにしても、
本文の「ありがたい大きな文字」は、
これ見よがしで好きになれません。