お笑い強化を好感

恩田おんまゆら氏とクララ・キーン氏の執筆部分が大きな比重を占め、
おかげでお笑い部門が強化され、
前２作よりも多いに笑わせていただきました。
特にキーン氏の、
「真の性教育」（石原慎太郎著）を論じた「発情期ノブテル検査」は、
と学会ファンには題からして大爆笑ものです。

トンデモ本とは、
つっこみを入れて笑って楽しめる本のことだったと思います。
山本弘会長も人畜無害なものについては、
爆笑突っ込みをするのですが、
前作（「トンデモ本の世界X」だったと思います）に続く今回の嫌韓レイシスト批判のように、
本来義憤担当です。
お笑い担当は、
ユーモア・駄洒落作家の植木不等式氏の担当でした。
植木氏が会を離れて、
その穴を山本会長が埋めていたので、
内容が少し硬派に傾きすぎていたのが、
今回軌道修正され、
うれしく思い、
高評価させてもらいました。