確かに最近の嫌韓本・嫌中本は取り上げられていないが……
別のレビュアーの方が書いているように、
自分もタイトルを見て、
最近の嫌韓本・嫌中本が多数取り上げられているのかと思った。
それらが入ってないことには少し残念な気持ちがしたのも事実だ。

しかし本書を読んでみて、
最近の嫌韓本・嫌中本が取り上げられていない理由がわかった気がした。
本書はもっと「深い」ところを目指しているのではないかと思ったのだ。
本書は冒頭で日本こき下ろし本の「オリジナル」的な本が紹介されている。
続いて、
統一教会教祖の自伝本、
究極のウリジナル本、
日韓架空戦記、
日本語・韓国語のルーツが百済語にあると主張する本、
読売新聞が北朝鮮を賛美していたムックなどが取り上げられている(第1章)。

第1章で多くの原稿を書いている水野俊平氏は別の本(『笑日韓論』)で、
嫌韓本の内容は嘘や誤りではないが、
韓国の否定的な部分のみを集めて書かれている、
と評している。
つまり、
最近多く出版されている嫌韓本は間違った内容が書かれているわけではないので、
直接批判するのが難しいのだろう。
そこで、
本書では嫌韓本を取り上げるのではなく、
上記のような本を紹介して、
日本や韓国でどんなトンデモ本が出版されているかを考察し、
日韓関係の現状にも思いを巡らせたのではないか。

また最近の嫌韓ブームをまったく取り上げていないかというとそんなことはない。
本書の最後で唐沢俊一氏が「反韓デモは若者によるアドレナリン放出活動ではないか」と鋭く分析する論考を寄せている。

以上の点で、
私は本書を「嫌韓本・嫌中本を取り上げることなくして、
日・中・韓のトンデモ本を紹介した本」として楽しませてもらった。
また百元籠羊氏による中国のオタク事情の報告も勉強になった。

テーマがテーマなのでお気楽に笑える本は少ないが、
クララ・キイン氏の原稿などでは大いに笑わせてもらったことも付記しておきたい。
日・韓・中 トンデモ本の世界 (トンデモ本シリーズ)

その他の感想

コンパクトで取り回しが良い
すっごく可愛い!
結構しっかりした造り
きれいな色で着心地も良く
わかりやすいぬ
まだまだ続けてもらいたい
思い切って買いました。
あら立派
周波数帯域の誤表示に注意‼
面白いけど難しい
画像とコメントの違い
コストパフォーマンス最高!!
伝えたい!先輩ナースのチエとワザ 手術室の器械・器具
必携
公式なんか目じゃない
ローマ人たちの死
パクり
純正品とは違う
限定版と通常版のおすすめ度
先の見えない展開(ネタバレありの感想です)
他より甘くなく飲みやすい
シアバター
ちょっとイマイチな拡張セット
境界例のことが混じっている本
要するに「王道はない」
生活を楽しむヒントがたくさん
どうしても仕事先で必要でした
スイフトは、この本がバイブルです。
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