真の引き延ばしは次巻から。

内容は相変わらずの最終戦南三局。

敢えて見所と言うならアカギが鷲巣が死に至る手を巧妙な見逃しで作りあげた事か。

まあこれがテンポの良い話の流れで展開していたなら見事な描写と言えなくもないが、
今までの何年にも渡る過酷な引き延ばしが有るため｢それがどうした？その程度のオチでここまで引き延ばしたのか？｣と言う白けた印象しか浮かばないのが本音である。

だが近代麻雀でも並行して読み続けている自分にとっては他の方も触れられている通り本巻はまだ対局で終始終わっているためマシとも言える。
何故なら次巻以降では恐らく今連載中の対局とは全く関係無いあの内容が入れられるのだろうが、
正直そんな内容を入れてまで引き延ばしを行おうとするとは思っていなかったので今までの呆れや諦めを通り越して怒りが激しく込み上げた。
もう今の展開を続けるようならこの作品がいつ終わるのかは皆目分からないと言わざるを得ない。

著者の福本氏は以前短くしようと思っているとインタで言っていたがもうその言葉を忘れてしまったのだろうか？