現代文明が、膨大な石油と資源の浪費のうえに成り立っているにすぎない砂上の楼閣であることを改めて痛感する。
いつも、
新たな世界観を提示してくれる水野氏の最新刊。

今回は、
大航海時代と現代とのアナロジーを提示する壮大な作業から始まる。


 現代文明は、
安価な石油によって成り立ってきた。

これが、
石油ショックをきっかけに交易条件の悪化から、
製造業の変動費率が上昇し、
これをきっかけに固定費である人件費の変動費化による削減への動きとなる。

そして、
グローバリズムと新興国の台頭の動きのすべてが、
利子率革命につながっているという。

この状態で成長が止まると、
企業も政府も「成長戦略」の名のもとに政策の総動員が行われる。

ところが現実には成長とはまったく正反対の現象が起きている。
日経平均株価は、
2008年10月になんと50年移動平均線を下回ってしまいこれが今も下回ったままである。


また、
グローバリゼーションは社会福祉国家の解体と中産階級の崩壊を引き起こす。
現実に世界中で中産階級の没落が起きている。

しかし今や新興国の出現によって、
資源価格の高騰が続き、
採算性は急激に悪化し、
先進国はデフレ、
新興国はインフレに悩まされている。

そして恐ろしいことに、
市場原理主義を推し進めた結果、
企業は利潤率を極大化しようとして限界労働分配率がゼロに見買って低下していく。

ここで、
恐ろしい試算が出てくる。

今後原油価格が1バレル当たり10ドルずつ上がると予測すると、
企業のROEを15%に保つためには、
2028年度の人件費は2010年度を100として、
46.3となるという。

すなわち先進国の賃金水準は新興国の賃金水準と等しいところまで低下するという。

そしてこれは、
16世紀の先進国イタリアの実質賃金の50%の低下や英国のピーク時の24%までの低下と呼応する。


また、
先進国の消費社会を支えてきた中間層の多くが没落しつつある姿は、
共通に見られる現象であり、
正社員の非正規化の流れはこの傾向をますます加速させるという。

まさに、
「16世紀のスペインの貧困の理由はその富自体にある」のである。
終わりなき危機 君はグローバリゼーションの真実を見たか

その他の感想

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オチが物足りない
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破壊力抜群
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暖かさはばっちりです。
一日海で遊ぶには必需品。涼しい。
とても早かったです。
音ゲー用に購入
目も乾かず、とてもいいのですが…
 エンジンの基本機能の解説。
ほとんど絵で説明されている
真那卒業おめでとう。奇跡の流星郡
大満足の1冊でした。
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現状、タブレット用持ち運びキーボードではベスト!
カットの精度が高く、とても貼りやすかったです。
百貨店でも
残念(ネタバレ有り)
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