BBC版シャーロック、グラナダ版シャーロック・ホームズを中心に映像の歴史が述べられています！

　シャーロック・ホームズ、
言うまでもなくA・C・ドイルの創造した名探偵ですが、
作品の面白さ、
キャラクターの素晴らしさから、
サイレンと時代から今日に至るまで、
多数く映画化、
TV化されてきました。
本書はそれらの映像化作品の主なものを紹介、
解説しています。
とはいってもメインになるのは、
BBC版シャーロックとグラナダ版のシャーロック・ホームズ・シリーズです。

　本書では、
先ずシャーロック・ホームズ・アルバムとしてグラナダ版ホームズ・シリーズ、
B・ワイルダーのシャーロック・ホームズの冒険、
ガイ・リッチーのシャドウ・ゲーム、
そして、
BBC版シャーロック、
その他がカラー写真で紹介されています。
次に、
21世紀のホームズとしてBBC版のシャーロックが大きくページを割かれて紹介されています。
このシリーズは原作の登場人物のキャラクターはそのままに、
舞台を21世紀に移したのが大きな特徴になっています。
実は、
2012年9月号のミステリ・マガジンでシャーロック再生として特集されています（私もレヴューしています）。
キャラクター紹介、
エピソード・ガイド・・etc・・色々ありますが、
一番の目玉は、
S・モファットとM・ゲイティスへの特別インタヴューでしょう。
彼等はシャーロックとジョンの友情を描きたかった、
また、
タイトルがなぜシャーロックなのか、
グラナダ版ホームズへの言及、
等色々興味深い事を述べています。
ちなみに、
2013年1月には、
RAT,WEDDING,BOW のキーワードで3作品を制作するらしいです（赤毛組合、
ワトソンの結婚、
最後の挨拶に関連する作品なのかな？）。