毎日毎日を最後の一日と決めて生きよ
『人生の短さについて 他二篇』(ルキウス・アンナエウス・セネカ著、
茂手木元蔵訳、
岩波文庫。
出版元品切れだが、
amazonで入手可能)は、
人生を考えさせる示唆に富んでいる。


「君は多忙であり、
人生は急ぎ去っていく。
やがて死は近づくであろう。
そして好むと好まざるとを問わず、
遂には死の時を迎えねばならない」。
生涯の終末に至った時、
何のなすところもなく、
長い間、
多忙に過ごしたことに気づいても、
もう間に合わないというのだ。


「われわれは短い人生を受けているのではなく、

われわれがそれを短くしているのである。
われわれは人生に不足しているのではなく濫費しているのである」。


「財産を守ることは吝嗇(けち)であっても、
時間を投げ捨てる段になると、
貪欲であることが唯一の美徳である場合なのに、
たちまちにして、
最大の浪費家と変わる」。
こう言われると、
身につまされる。


「君の人生の日数を差引決算し、
よく調べてみるがよい。
そうすれば、
君にはもうほんの僅かな使い残りしか残っていないことが分かるだろう」。
まさに、
そのとおりだ。


「どんな時間でも自分自身の必要のためにだけ用いる人、
毎日毎日を最後の一日と決める人、
このような人は明日を望むこともないし恐れることもない。
なぜというに、
新しい楽しみのひとときが何をもたらそうとも、
それが何だというのだろうか。
こんな人には万事が知り尽くされ、
万事が十二分に理解されている。
それ以上のことは、
運命の女神が好きなように決めるであろう」。
一日一日を、
今日こそ人生最後の日と思いながら生きたら、
どんなに充実した人生を送ることができるだろう。


セネカはローマ帝国第5代皇帝・ネロの幼少時の家庭教師、
そしてネロの治世初期にブレーンを務めた弁論家・政治家であるが、
やがて、
ネロから自害を命じられる。
死の直前に、
友人たちにこう述べている。
「ネロの残虐さを知らない者があったとでも言うのか。
自分(ネロ)の母と弟を殺したあとには、
養育係であり教師でもある私の殺害を加える以外に、
何も残っていないのだ」。


セネカの「人生は短いが、
よく使えば長い」という教えが、
身に沁みる。
生の短さについて 他2篇 (岩波文庫)

その他の感想

製品自体はいいものだと思うのですが
主人へのXmasプレゼント
コレは。いいです。
ダウンロード系の記事が充実
カッコイイお話
アルバムでたどるハロプロの歴史
人間の憎悪、執念の力
読んじゃったぁ
面白くて寄り道する
純正品と思うくらいのクオリティです
フッ化ナトリウム(950ppm)
螢・納屋を焼く・その他の短編
LLサイズは無理
並です
プレゼント用に買ったけど…
一巻みてひきこまれてしまったら、残りは纏めて購入をお勧めします。
パーツで購入できるのは助かります
ova
たすかる
誰もレビューしてないが、何故?
機能とデザインは最高でした。
数少ない貴重な資料です!
幅35mmの安定感
梱包も丁寧で、期待通りの商品でした。
いい音!
ビックリしました‼
履き始めて1週間以内に大きな穴が。。。
これで渥美刑訴を学ぶ!?
あるとないとは大違い
きれいに仕上がりますが、ちょっと小さいです。
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