20年間のフランスでの子育てを通じて感じた事を綴る
著者の本は、
10年以上前、
一冊読んだことがある。
「つばめが一羽でプランタン?」(白水社2002年刊)という、
フランスの諺を解説したエッセイ風の読み物だった。
このとき名前から、
てっきり男性の仏文学者?と思い込んでいたが、
実は、
女性でパリで勉強して、
フランス人との間に一児をもうけていた。
この本は、
「18歳でパリに留学、
38歳で生まれた一人息子の、
20年にわたる子育ての記」なのだ。


随所に考えさせるエピソードがある。
一人息子のルカ君は、
読書が大好きで、
ピアノも弾ける音楽大好きな青年になったそうで、
こだわって育てた甲斐があったんだと思う。


著者は、
「・・そもそも、
わたしは日本の教育システムにひどく反発し、
それが外国に出た理由のひとつだったほど、
教育に対しては思い入れが強い。
・・」のだそうで、
学校の教育方針とあわず、
ルカ君は小学校で一度、
中学校でもう一度転校している。


フランスの教育制度、
環境を知るうえで、
面白いエピソードが沢山書いてある。
「そうなんだ!」と思った箇所をいくつか、
断片的に紹介!!

*サルコジ元大統領が、
「クレ―ヴの奥方」(17世紀の小説。
恋愛心理を描く。
)に、
「あんな本は何の役に立つんだ?!」というケチをつける反応を何度か見せた。
これにフランスのインテリ層は反発し、
同書の「朗読会」を全国で立ち上げて、
対抗した。


*「読書が大好き」な子供にするには、
まず、
絵本の選定から始まる。
(pp65-71)。
本の「読み聞かせ」も大事・・。
ルカ君は「プチ・ニコラ」をきっかけにどんどん本を読みだすようになったとか・・。


*トルコの「頓智爺さん」ホジャさん(ナスレッディン・ホジャ)の小話(2千以上あるとか)はフランス語にも訳され、
広く親しまれている。
本書のタイトル「時間という贈り物」に関連する小話も紹介されている・・。


*その他、
「過去を未来につなげる」の章は直接、
「子育て」には関係ないが、
「モード」、
「美術館」、
「歴史」についての示唆に富む分析がなされている。


フランス全般については、
別途、
「それでも住みたいフランス」という本を書いているそうだ。
そのうち読んでみよう・・。


    
時間という贈りもの: フランスの子育て

その他の感想

新品同様でした!
きつすぎてCDが外しにくい。CDが折れるのが先か? ケースが割れるのが先か?
おおお!!!
きっちりサポート
作業ゲーだけど、謎の魅力がある。
読みやすい。しかし・・・
ハノカゲさんはもう、『まんがタイムきらら☆マギカ』を、代表しても良いのでは!?
シャイニー☆
大変よかったです。満足しています。
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