電気工事で一番よく使われる極数２つの型で、信頼性がおそらく最も高いのでは

　ここ２０年でいろいろなところから類似製品が出てきましたが、
最近では自然淘汰されたというか、
これが一番よく使われているのではないでしょうか。
直径１．６、
もしくは直径２．０ミリの銅芯のＦケーブル電線の被覆をはがし、
芯線をさしこみ、
一瞬強く押し込んだだけできちんと止まるようにできています。
透明なので先が一番奥まで入っているかすぐに確認できます。


　結線のときにリングスリーブと本製品のような差し込みコネクタのどちらかを使うべきかは第二種工事士試験の参考書には何も書いておらず、
とくに修理工事の場合、
やや迷うときがありますね。
実技試験出題１０年間の流れでは明らかに差し込みコネクタ使用が増えてきているようです。
天井裏配線のような場合、
リングスリーブ用の圧着ペンチまで天井裏に持ち込むのは面倒ですし、
リングスリーブを使うとどうしてもビニールテープで巻く作業が伴います。
しかし、
引っ張りの力（とくに多少でもねじれを伴う力）にはリングスリーブの方が強いので、
スリーブ使用が完全になくなるとも思えません。
結局、
本製品のようなコネクタをたいていの場合は優先的に使い、
一番重要な場合にだけスリーブ中心となるのかもしれません。


　なお安全かつ便利だといっても、
中途半端にさしこみ(すでにこれが重大な誤り）、
あとでまたやり直そうというのは厳禁です。
うっかり忘れてしまい、
事故の元となるからです。