春樹が訳したかったもの。
 フラニーとゾーイって、
そういやぁ、
高校生ぐらいに読んでたけど、
なんかキリストがどうのこうの言ってて途中でやめたな、
という思い出しかなく、
それ以来、
「必死こいて読んだけど何かよくわからない作家」としてサリンジャーという名は記憶の奥底のライブラリーにしまいこんでいたのだが、
ここへきて春樹の新訳が出たのである。
フラニーとゾーイって、
まずどんな話か知ってるだろうか。


 ムズかしいわりに内容は恐ろしくシンプルなんである。
怖いぐらい。

 
 「フラニーっていう大学生の女の子がお兄ちゃんに元気付けられる」

 要約すると。
ほんと。
たったこれだけ・・・
 なんだけど、
この元気付けられるプロセスが超へビィというか・・・

 とにかくおおざっぱに言うと、
このフラニーっていう大学生の(女優志望の)女の子が主人公なんだけど、
突然家にこもっちゃうのだ。
「もうあたし大学とか行かない!芝居もやめる!」つって。

 「どうしちゃったのよフラニーちゃん、
それよりチキンスープでも食べなさい」とか母ちゃんから言われても、
「うるせーそんなもんいるかー、
どっか行けー!」みたいな感じで。


 なんでこんなことなったかというと、
いわゆる思春期のはやり病とか、
失恋とかそんなんじゃなく、
「どいつもこいつもナルシーだ・・・」ということにフラニーはほとほと嫌気がさしたのである。

 とくに大学なんかナルシストの巣窟だ。
どこを見ても自分アピールしたいやつら、
己のセンスを誇示したいやつらでいっぱい。
彼氏はつまんなそうな論文読んで読んでとか言ってくるし、
芝居やってるやつらは「有名になりたい」とかばっかりだし、
現代でいうと、
twitterのフォロワー数自慢してくるやつとか、
就活のためにボランティアするやつとか、
youtubeに自作の唄あげてるやつとか、
まぁそういうやつらに対し、
全方位的に、
どいつもこいつも「アイタタターだ」とフラニーは思うのである。


 ・・・いやぁ、
どいつもこいつもイタいやつばっかりで、
なんか大学行くのイヤんなってきたな・・・センスもないし、
ほんと大学ってつまんないな。
みんな死んじゃえばいいのに。
と思うのである。
フラニーとズーイ (新潮文庫)

その他の感想

誤植だらけ
リビングの雰囲気変わった!
シンプルで良い感じ
お菓子そのものは絶品
他の色もほしくなった。
LASTという名のFIRST
安定感はあるけど、いたってフツー
やりたいことがすぐに見つかります。
奇跡の様な全三巻
迅速な対応で助かりました。
耐久性不明ですが良い商品かな
元気になるCD。
昭和史の入門書のひとつ
上級者でも必要な会話の中の表現と意味
静かで、奥深い感動をもたらすリーダーシップの実践書だ
35歳会社員が読みました→当たり前の事が書かれてます。
もう少し内面のさいずUPを
安いなりに、それなりの低品質
いろんなお店があって楽しい
急いで買ってしまったかも・・・
存在感あります!
サドルの交換で以前より音色が良くなった
エミリアたん可愛すぎ
これから弐瓶勉を読んでみる人にもお勧め。
気に入ってます
実用性高いです
ヤヤコマと私の出会い。
良い意味で驚きです。
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