種類・種数ともにいまいちかな？

　多くの魚が仔魚・稚魚・若魚と成長する段階で、
成魚とは形態・体色など大きく異なる場合があります。
この本には、
従来の書籍にはあまり掲載されてこなかった魚たちの幼魚の時期について書いてあることを期待して予約までして購入しました。

　しかし、
残念ながらこれまでよく知られている種が殆どですし、
種数もとても少なく感じました。
どうして亜熱帯地域のスズメダイ・チョウチョウウオ・ベラ類といったダイビング系に偏るのでしょうね。
誠に勝手ながら、
海水浴や潮干狩り・釣りなどといった自分たちの地元での活動中に見られるいわゆる普通の魚にもっとスポットを当てて、
幼魚ハンドブックを作成して欲しいと思いました。
例えば、
ハゼ・カレイ類の幼魚はほとんど掲載されていないことからも、
この本を活用するのには、
一般向けとはいえないでしょう。

　見て楽しむのには十分かもしれませんが。