歌謡曲は人生の伴走者
 一人で旅に出てぶらっと歩いていると必ず「旅に疲れた若いふたりに・・・・・」という、
はしだのりひこトシューベルツの『さすらい人の子守唄』が口に出てくる。
すっかり旅人気分だ。

 海辺に寝ころんでいると、
「今ここにあの人がいたら、
陽にやけた胸に飛び込むでしょう」(『天使の誘惑』)という黛ジュンのハスキーな歌声が聞こえる気がして、
ニンマリしてしまう。
同じ海辺でも日が沈むころには、
「青いシャツ着てさ、
海をみてたわ」(ピンキーとキラーズ『恋の季節』)となり、
少しロマンチックな気分を味わう。
燃えるような夏が去って海辺がひっそりすると、
「今はもう秋、
だれもいない海」(トワ・エ・モア『誰もいない海』)というメロディとともに寂しさが漂う。


 このように歌謡曲は私たちにあるイメージを連想させたり、
記憶を呼び起こしたりして、
それに情感をもたらす。
そして歌を口ずさむとヒットしていたころの情景や気分、
甘酸っぱい思い出が鮮明になるから不思議だ。


 片岡義男といえば、
私より上の世代にとってはまさにカリスマだった。
歌謡界、
出版界の先端にいた人である。
その彼が、
歌謡曲とともに歩んできた半生を振り返り、
またヒット曲が生まれたいきさつや舞台裏を淡々と語る。
著者と同時代を生きてきた人は、
著者と一緒にバーで語りながら酔いしれた気分になれるし、
若い人にとっては愛する歌が違っても自分たちと同じなのだという新たな発見をするだろう。

 歌とともにロマンに浸ってみるのも悪くない。
歌謡曲が聴こえる (新潮新書 596)

その他の感想

安定のR1
コスプレ
ベーシックで良いと思う
明るくてとても気に入りました
マンガという割には読みにくいような、、、
順調じゃない出発
現代日本への鋭い諷刺と寓意を秘めた一冊
臭い!!
かなりいい感じ(^^)d
龍が如くは何時もの如く
よほど注意しなければ目には入らぬ風景と人の表情がとてつもなく大切。つまり細部こそが大事なのだ。
小学生高学年に良い本
よくできてるなっしー
内容は深く、かつ分かりやすい。
Panasonicにしては安っぽいが・・・
分光分析の見通しが立ちます
ヨーロッパの洗剤のかおり
なかなかないです。
期待通り。定番!サイズ大きめを選ぶ理由がわかった。
現在はプレイ可能です。
BLACKPINK最高かよ
天然素材。
参考になる点多し。ただし瑕疵も……。
酸素吸入に
なんでも受入
コンシューマの販売営業には向いているが、技術系や開発受託型の営業には汎用は難しい・・・。
現在まで活躍し続ける若きウルトラ戦士の冒険譚!!
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