[図解]トヨタの片づけ の感想

つらつらと文字が延々と続く片付け本が多い中、
図解の片付け本はかなり珍しいのではないだろうか。
よくある片付け本は文面をイメージしてそれを「具体的」にしなければならないが、
これなら、イメージをしなくても、いきなり「具体的」から始められる。

片付けが苦手な人が陥りやすいあるある思考が書かれていて、
それをどうすればいいかが→で書かれている。
どんなアホでも把握ができる所がこの書のいいところだ。

ただ、作業前→作業後の図の流れが逆になって読みにくい。
本書は小説や漫画のように、右ページを見て、左ページを見る、そしてページをめくる
という流れになるので、作業後「←」作業前の図式にしないといけないのに、
矢印の方向が「→」になっているので次の項目を見るたびに、視線を改めてリセット
しなくてはならないのが欠点。
漫画で言えば、悟空が左からかめはめ波を、右にいる敵に打つような図式。
日めくりのような製本方法であれば問題ないのだが。
ここが星マイナス１。

５S（整理、整頓、清掃、清潔、しつけ）の本当の意味、具体的に
なにをするのか、を教えてくれる一冊。この５Sが、仕事そのものであり、
５Sを徹底することで、ムダがなくなり、生産性があがることが
よくわかった。これは大きな工場だけにあてはまる話ではない。

具体的な方法の中でも
　使う頻度で置き場所を決める
　モノの住所／定位置を決める
　区画線を引く
などは、すぐに使えて、実効性もあり
早速実践したいと思った。

字も大きめ、１ページまるごと図になっていたりして、
２時間でマスターできる。職場に１冊、置いておきたい本。

この本が届いてすぐに一気に読みました。

やる気がでます。
一気に自宅の本棚の中、引き出しの中の不要なものを処分しました。

職場で、「いつかいるかも」で残していたものを捨てました。

お土産をもらったときの紙袋　　
お菓子の入っていた缶　　　　　
コンビニのビニール袋　　　　　
ミスプリントの用紙

全部捨てました。

それから、用紙で残す必要のないものはPDFにしデータ保存しました。

事務机ひとつ、キャビネ２つに書類と上記の不用品たちが入っていたのですが、
今やキャビネ一つが開きました。

それでも日々物が増えてくるので、定期的に読み返してモチベーションを維持しようと
思います。