朱華姫の御召人 かくて恋しき、花咲ける巫女 (コバルト文庫) の感想

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参照データ

タイトル朱華姫の御召人 かくて恋しき、花咲ける巫女 (コバルト文庫)
発売日2014-08-30
製作者白川 紺子
販売元集英社
JANコード9784086018272
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » ライトノベル

購入者の感想

  前回よく分からなかった柊のことや蛍を取り巻く過去の女性達、そして穢れ神のことなどが明らかになり、とても面白かったです。  
相変わらず蛍は柊に甘やかされてましたが、その分、絲が鍛えてくれているのでちょうどいい感じです。  それに、二人ともつらい過去とかを抱えている割にはおっとりとしているせいか、読んでいて不思議とほっこりさせられます。  文中に出てくる花や植物についても、それも食べられるのか、知らなかったな、と、私も柊同様、ヒロインの言動に笑っていました。   
他にも萩の母が登場してきたことで、宮中が更に大変なことになってます。   特に今巻では彼女の過去とか思惑が結構描かれていたので、もっと帝の内面とかも知りたかったです。  後半部分の戦闘シーンにしても、もう少しヒロインが精神的に踏ん張って朱華姫としての凄さを見せてくれたなら、もっと盛り上がったように感じます。   今までいろんなことを耐えてきた柊が、とうとう香久夜の手におちてしまった瞬間の気持ちがよく分かるだけに、ここでヒロインの芯の強さをもっと出してほしかったな、と。  最後に蛍が香久夜に提案した内容とかは彼女らしさが出ていてよかったですけど。
そしてようやく一件落着というところで、帝が三人(蛍、柊、萩)に向けてなかなか興味深いことを言っているので、今後、彼女達がどうなっていくのかとても気になりました。   お話も内容量が少ないながらもうまくまとまっていましたし、 古語を用いた表現も綺麗でした。  私は和風ファンタジーが好きなので、またこういった作品を書いてほしいです!
イラストもとても丁寧で、爽やかな雰囲気がよかったです。

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