浪漫邸へようこそ (ルルル文庫) の感想
参照データ
タイトル | 浪漫邸へようこそ (ルルル文庫) |
発売日 | 2014-08-26 |
製作者 | 深山 くのえ |
販売元 | 小学館 |
JANコード | 9784094522884 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » ライトノベル |
購入者の感想
この作家さんが好きなのでいつも即買いしているのですが
前作「かぎろひさやか」シリーズで初めて挫折してしまい、新作はいかがばかりかと期待半分不安半分で購入しました。
結果は買ってよかったの一言、大変満足です。
キャラクターは父親の不始末を背負わされる主人公という意味では「桜嵐恋絵巻」に近いものを感じます。
とはいえ、弟妹や姉代わりのような女中そして個性的な下宿人達、と過去作品にはない賑やかさがあります。
思えば主役二人がこっそり逢瀬を重ねて惹かれあっていく、という傾向が多かった中
この作品では集団の中において主人公紗子と医学生伊織がどう恋を育てていくのか、それが大変楽しみに思えます。
また本書は3話+番外編構成となっており、番外編では伊織視点の出会いから現在までの心境が語られています。
こちらはそう長くはないのですが、それでも伊織が早いうちから紗子に惹かれていることや恋心を自覚している様子が伺えて
短い中にもなるほどそんなことを考えていたのか、と思える納得のいく短編でした。
あきさんのイラストともとても良く調和がとれています。
ぜひ続きを…!と思いますが、続刊などについては記載されておりません。
なので、続いたらいいなという願いをこめて星5つで。
一つ残念なのは、同じ大正モノということで「乙女なでしこ恋手帖」の続刊について
あとがきなどで多少は触れられるかと期待したのですが、そういったものは一切無く
また巻末の他既刊シリーズ広告ページからも無くなってしまっていた為
これは完全に無かったことにされているのかな、と感じられました。
いい加減何らかの告知があってもいいと思うんですが…。
今回の大正モノが良かっただけに、あちらの大正モノも最後まで見たかったと残念に思いますが、まぁこれは本編とは別の感想ですね。
前作「かぎろひさやか」シリーズで初めて挫折してしまい、新作はいかがばかりかと期待半分不安半分で購入しました。
結果は買ってよかったの一言、大変満足です。
キャラクターは父親の不始末を背負わされる主人公という意味では「桜嵐恋絵巻」に近いものを感じます。
とはいえ、弟妹や姉代わりのような女中そして個性的な下宿人達、と過去作品にはない賑やかさがあります。
思えば主役二人がこっそり逢瀬を重ねて惹かれあっていく、という傾向が多かった中
この作品では集団の中において主人公紗子と医学生伊織がどう恋を育てていくのか、それが大変楽しみに思えます。
また本書は3話+番外編構成となっており、番外編では伊織視点の出会いから現在までの心境が語られています。
こちらはそう長くはないのですが、それでも伊織が早いうちから紗子に惹かれていることや恋心を自覚している様子が伺えて
短い中にもなるほどそんなことを考えていたのか、と思える納得のいく短編でした。
あきさんのイラストともとても良く調和がとれています。
ぜひ続きを…!と思いますが、続刊などについては記載されておりません。
なので、続いたらいいなという願いをこめて星5つで。
一つ残念なのは、同じ大正モノということで「乙女なでしこ恋手帖」の続刊について
あとがきなどで多少は触れられるかと期待したのですが、そういったものは一切無く
また巻末の他既刊シリーズ広告ページからも無くなってしまっていた為
これは完全に無かったことにされているのかな、と感じられました。
いい加減何らかの告知があってもいいと思うんですが…。
今回の大正モノが良かっただけに、あちらの大正モノも最後まで見たかったと残念に思いますが、まぁこれは本編とは別の感想ですね。
深山さんは、私が一番好きな作家と言っても過言ではないほどなのでいつも作者買いをしています。
今作は、最近では久しぶりの最初から優しく素敵なお話だと思いました。
深山さんの作品は、不幸な環境にある主人公が困難を乗り越えてヒーローと結ばれる、という傾向が強いです。
今作の主人公も父親が借金を残して消え祖母も逃げ…とツラい環境にはありますが作品の序盤の方で借金を返済し終えています。
なので、今までのシリーズの中ではあまり不幸な方には入らないと思います。
読んでいて悲しくなってしまう場面(そこも魅力の一つですが。)が無いことで、ヒーローとの優しく素敵な恋が楽しみやすくなっています。
また、下宿人たちのそれぞれがとても個性的で読んでいて飽きることがありません。
大正時代の華族の学校という素敵な場面もとてもよく描かれていて大変満足しています。
(大正時代を描いた小説は「乙女なでしこ恋手帳」シリーズも素敵です。)
今作では、主人公とヒーローはまだ結ばれていないのでシリーズとして続くのではないかと期待をしています。
まだ何も告知はされていませんが、いまからとても楽しみです。
そして、イラストは「シュガーアップルフェアリーテイル」等を担当されているあき先生で大変満足しています。
ぜひ、多くの人に読んでもらいたいと思います。
今作は、最近では久しぶりの最初から優しく素敵なお話だと思いました。
深山さんの作品は、不幸な環境にある主人公が困難を乗り越えてヒーローと結ばれる、という傾向が強いです。
今作の主人公も父親が借金を残して消え祖母も逃げ…とツラい環境にはありますが作品の序盤の方で借金を返済し終えています。
なので、今までのシリーズの中ではあまり不幸な方には入らないと思います。
読んでいて悲しくなってしまう場面(そこも魅力の一つですが。)が無いことで、ヒーローとの優しく素敵な恋が楽しみやすくなっています。
また、下宿人たちのそれぞれがとても個性的で読んでいて飽きることがありません。
大正時代の華族の学校という素敵な場面もとてもよく描かれていて大変満足しています。
(大正時代を描いた小説は「乙女なでしこ恋手帳」シリーズも素敵です。)
今作では、主人公とヒーローはまだ結ばれていないのでシリーズとして続くのではないかと期待をしています。
まだ何も告知はされていませんが、いまからとても楽しみです。
そして、イラストは「シュガーアップルフェアリーテイル」等を担当されているあき先生で大変満足しています。
ぜひ、多くの人に読んでもらいたいと思います。