現代語訳 福翁自伝 (ちくま新書) の感想

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参照データ

タイトル現代語訳 福翁自伝 (ちくま新書)
発売日販売日未定
製作者福澤 諭吉
販売元筑摩書房
JANコード9784480066206
カテゴリ人文・思想 » 哲学・思想 » 東洋思想 » 東洋哲学入門

購入者の感想

こりゃ面白い、破天荒ぶりが、さすが日本の最高額一万円札にふさわしい

学べばそれだけ進歩する、西洋で日に日に新しくなっていく事情についての本を読むことは
日本国中の誰にもできないが、自分たちの仲間に限ってこんなことができる

福沢諭吉の幼少の頃からのエピソードなど、こんなに馬鹿でいろんな、いたずらをやりました
大人になっても破天荒で、愉快、愉快な内容です

こんな面白い本を、現代語訳してくれて、ありがとう斉藤先生と思いました
一読の価値あり、日本最強の自伝でした。

もしあなたが少しでも福沢諭吉の自伝に興味を持ったなら、この本ではなく直接原典にあたることを強くおすすめします。
できれば岩波文庫版か講談社学術文庫版が良いです。どちらも容易く入手できます。
この本で人様から金を取るのは、商売人としては賢いですが物書きとしては詐欺に近いです。
云うべきことは以上です。
以下は、参考までに、私がこの本についてどうしても納得できない点を書いておきます。

・福沢の原典自体がかなり平易なのに(方言混じりの話し言葉で書かれている)、なぜ現代語訳が必要なのか理解できない。
 この「現代語訳」によって原典より読みやすくなったとは思わない。
 むしろ余計な手を加えたことで、原典の持つ生々しい語り口・臨場感を殺してしまっている。
(売れたのだから現代語訳の需要はあるだろうという反論も考えられるが、それは本を商品と捉えるか作品と捉えるかの違いだと思う)

・訳注なり訳者の福沢論なり、この本によって新しく原典に付け加えられたものが何もない。
 斎藤氏の独創性はどこにあるのか?

・完訳でなく抄訳である。かつそのことを表題に明記していない。
 抄訳なのは紙幅の都合上やむを得ないのかもしれないが、だったら表題に「抄訳」とつけるか、「『福翁自伝』を紹介する本ですよ(原典そのものじゃないよ)」というニュアンスが伝わる表題にすべき。
 また、抄訳ということで原典の面白い部分が多々そぎ落とされているのも残念だ。例えば、適塾で豚を解体してたら穢多に間違われて云々のくだりなど(福沢という啓蒙思想家が被差別部落をどう見ていたが垣間見えて興味深い)。

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