日本の聖地ベスト100 (集英社新書) の感想
参照データ
タイトル | 日本の聖地ベスト100 (集英社新書) |
発売日 | 2012-04-17 |
製作者 | 植島 啓司 |
販売元 | 集英社 |
JANコード | 9784087206395 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 文化人類学・民俗学 » 日本の民俗 |
購入者の感想
タイトルは少し軽い感じがしますが、きちんとした内容の良書という印象を受けました。学術的な関心を持ったうえで、全国の聖域を訪れる紀行文のスタイルで書かれています。神社や寺だけでなく、古代のストーンサークルなども網羅していて、かなりの労作ですが、難解ではなく、面白く読めました。歴史や宗教(呪術)、旅に関心のある人ならば、一読の価値はあるのではと思います。
神道や仏教の聖地だけではなく、宗教成立以前の場所も含めて多様な場所が幅広く紹介されているにもかかわらず、日本の聖地には、ある種の傾向(というか共通点?)のようなものがあるように感じました。たとえば水の気配とか。カラー写真が入っているのに通常の新書とあまり変わらない値段であり、研究・執筆には相当な歳月を要したと推測されるので、私は安いと思いました。有名な神社や寺院なども登場しますが、個人的には訪れたことのない場所がとても多かったです。順位の妥当性は私にはわかりませんが、この100カ所を実際に旅した人は果たしてどれだけいるのだろうか、と思いました。
神道や仏教の聖地だけではなく、宗教成立以前の場所も含めて多様な場所が幅広く紹介されているにもかかわらず、日本の聖地には、ある種の傾向(というか共通点?)のようなものがあるように感じました。たとえば水の気配とか。カラー写真が入っているのに通常の新書とあまり変わらない値段であり、研究・執筆には相当な歳月を要したと推測されるので、私は安いと思いました。有名な神社や寺院なども登場しますが、個人的には訪れたことのない場所がとても多かったです。順位の妥当性は私にはわかりませんが、この100カ所を実際に旅した人は果たしてどれだけいるのだろうか、と思いました。