世界遺産 熊野古道を歩く 紀伊山地の霊場と表詣道 (楽学ブックス 文学歴史 3) の感想

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タイトル世界遺産 熊野古道を歩く 紀伊山地の霊場と表詣道 (楽学ブックス 文学歴史 3)
発売日販売日未定
製作者田中昭三
販売元ジェイティビィパブリッシング
JANコード9784533072635
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 社会学 » 社会学概論

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 熊野古道は平成16年「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録された。
参詣道の一つである「熊野古道・伊勢路」はお伊勢参りを終えた旅人たちが「熊野三山(本宮・那智・速玉)」や「西国三十三所詣で」のために巡った巡礼の道である。
 代表的なルートは紀伊半島を西回りする「紀伊路」と、東回りの「伊勢路(東熊野街道)」があるが、前者は平安末期から鎌倉期にかけて盛んに行われた皇族らの御幸ルート。道筋には休憩所を兼ねた王子社がまつられていた。これに対して後者は、江戸時代に伊勢参宮を終えた旅人達が辿ったルートで、いわば庶民の道であった。
 本書で特筆すべきは、挿入されているエピソードの豊富さであろう。
「安珍清姫伝説の舞台、道成寺」「新宮が生んだ文士・佐藤春夫と中上健次」「定家が歩いた紀伊路」「今も信仰さめる『日本書紀』の舞台」「一遍上人と熊野の神」など、歴史文化の伝統を湛えた世界遺産として紹介している。その懐の深さが魅力となっている。
 

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ジェイティビィパブリッシングから発売された田中昭三の世界遺産 熊野古道を歩く 紀伊山地の霊場と表詣道 (楽学ブックス 文学歴史 3)(JAN:9784533072635)の感想と評価
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