天使の声を聞く方法 の感想

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この本の大部分は以前に出版された「エンジェル・メッセージ」のために書かれていたものだそうです。
しかし「エンジェル・メッセージ」がチャネリング中心の内容になったために、改めてしっかりしたガイダンスをまとめた本を作りたくてこの本を出版したのだとか。

内容はエンジェル・セラピー・プラクティショナー（ＡＴＰ）が認定コース受講前に知っておかなければならない必須のもので、ワークショッップで教えている内容をまとめたものだそうですが、体験談なども含めてわかりやすく書いてあるのでとても読みやすかったです。

基本的なことも丁寧に説明してくれているので、天使に興味があるけど、ドリーンの本はたくさんあるからどれから読んだらいいのか迷っている人は、この一冊を選ぶと間違いがないと思います。

そして、誰にでもあるスピリチュアルな能力、4つのクレア（透視力・透聴力・超感覚・透知力）の高め方、自己ヒーリング、水晶の効果的な使い方、チャクラ、アファメーション、エンジェルリーディングなどについても詳しく説明してくれているので、これからライトワーカーとして本格的に活動しようとしている人も持っていて損はないと思います。

本の構成も装丁もいいですよ。とても可愛いんです。
ところどころ、エンジェルカードが挟まっているみたいに、カラー印刷の天使の絵のページがあるのも新鮮で、とても気に入っています。

タイトルは「天使の声を聞く方法」となっているので、その方法はもちろん説明されていますが、私はそれよりも、ハイヤーセルフ・寿命・魂について書かれている部分が特に印象的でした。

第1章のひとつ「この世を去るタイミングを決めているもの」や、第2章の「亡くなってからもなお見守ってくれる人たち」、第3章の「天にいる子供たちからのメッセージ」などで紹介されるエピソードでは、思わず泣いてしまいました。
突然の震災で予期せぬ多くの悲しい別れがあった日本人は、特に死生観や魂について考えることも多くなったと思います。
そういう意味でもこの本は、より心に響く内容で、新たな一歩を踏み出すきっかけになる人もいるのではないでしょうか。