引き寄せの法則 すべての願いが現実になる の感想

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本書は1906年にアメリカの法律家、アトキソン氏の書かれた本です。
1906年は日本では明治時代ですよね。
まず西洋の倫理観にありがちなキリスト教めいてもなく
夢物語のおとぎ話的なところもまったくありません。
むしろそれとは反対に科学的に論じられています。。
そして本書は時代の古さを感じさせるどころかこの２１世紀に入り
ますます心の混迷した現代人の生き方を示唆する良書です。

文中、著者は『恐怖、心配、不安を手離しなさい。』と何度も繰り返し述べています。
そしてその様な消極的な感情が表れたら「消えろ！」「失せろ！」と唱えるうちに
そういったマイナスな感情も力を失うといいます。
そして心が変革されていくに従い望むものが宇宙の道理に叶い
引き寄せられるのだそうです。
ネガティブな感情をプラスに変える為の方法がかなりのページを割って
書かれていてとても良かったです。

私にとっては【引き寄せ本】の中で一、二番のお気に入りとなりました。

◎巻末、最後の二行が心に染み入りました。

★よい心と協力関係を作り、正しい波長の中に入りなさい。

あなたは人生に疲れているに違いありません。法と調和するのです。★

「引き寄せの法則」類書、続出中ですね。
関係する本を時系列で整理しなおしました。

１　アトキンソン「引き寄せの法則」　（1906年初版。シークレットの正確に100年前）
２　ワトルズ「お金持ちになる科学」（1910年初版。ロンダバーンが感激した？本）
３　ロジェ「引き寄せの法則」（2003年初版）
４　ヒックス「実践スピリチュアル・トレーニング」（初版2004年）
５　バーン「ザ・シークレット」（初版2006年）
６　ヒックス「引き寄せの法則」（初版2006年）

この順で読めば完璧。しかし、アトキンソン以前に「引き寄せの法則」本は
見つかりません。「原典中の原典」最初の一冊です。アトキンソンと
ワトルズとロジェで充分な気もします。