バベロニカ・トライアル 西春日学派の黄昏 (電撃文庫) の感想

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参照データ

タイトルバベロニカ・トライアル 西春日学派の黄昏 (電撃文庫)
発売日2014-09-10
製作者海羽超史郎
販売元KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
JANコード9784048666893
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » ライトノベル

購入者の感想

全てを理解したわけではありませんが,技術やガジェットと,その世界観には強く惹かれ,
これだけなら,失礼ながら別のSF系レーベルでもと思わせられる魅力と面白さを抱えた一冊.

ただ,不穏なプロローグから本編へ移ると,友人らとの騒動など学園ものの様相を見せ,
楽しめることは確かなのですが,これが必要なパートかと聞かれるといささかの疑問が….
ヒロインとの出会いや別れも,夏という季節を絡めての特有のほろ苦さは悪くありませんが,
終盤での地獄絵図や,禅問答にも似た正解への追究と,そちらがぼやけたのが残念に感じます.

このほか,特殊な構造の都市や各施設も,それとなく語られはしますが掘り下げが弱く,
それらを補足し,作品のイメージが伝わってくるイラストが一枚もないのも物足りません.

小難しい言葉の合間合間での大騒ぎなど,400ページを引っ張る勢いはあったと思いますが,
見せたかったのはどこなのか,そのあたりが消化不良のまま終わったのがもったいないです.

長いけど読ませます。
この本はとにかく長い。
400ページ近くあるが本筋だけなら300ページもかけずに書ける作者もきっといると思います。
ただ、それでも展開はこの人特有ですごい面白いです。
萌えではなくSFですのでイラストで避けてる人は是非手にとって見てください

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KADOKAWA/アスキー・メディアワークスから発売された海羽超史郎のバベロニカ・トライアル 西春日学派の黄昏 (電撃文庫)(JAN:9784048666893)の感想と評価
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