第九軍団のワシ (岩波少年文庫 579) の感想
参照データ
タイトル | 第九軍団のワシ (岩波少年文庫 579) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | ローズマリ サトクリフ |
販売元 | 岩波書店 |
JANコード | 9784001145793 |
カテゴリ | 文学・評論 » 評論・文学研究 » 外国文学研究 » 英米文学 |
購入者の感想
紀元117年頃、ローマのヒスパナ軍団が北に向けて進軍し、
その後霧の中に消えるように消息を絶った、という事件は実際にあったことで史実なのだそう。
まず四千人以上もの軍団が消えたというのが不思議で、
事件の真相が語られるシーンは特に興味深く読みました。
またローマンブリテン時代の知識がなくとも、
読み終わるころにはこの時代のブリテンの事が分かる(と思ってしまう)くらいに
風俗や習慣がリアルに分かりやすく描かれています。
ローマの支配が及ばない防壁の北側と、
支配はされているが完全にはローマ化してない南側、
時々出没して民衆の放棄を煽るドルイド僧……など、この時代のブリテンの情勢も読むうちに分かります。
北の氏族が敵ではあっても悪者ではない所も良いです。
2011年に映画が公開されるそうで、ちょっと楽しみです。
その後霧の中に消えるように消息を絶った、という事件は実際にあったことで史実なのだそう。
まず四千人以上もの軍団が消えたというのが不思議で、
事件の真相が語られるシーンは特に興味深く読みました。
またローマンブリテン時代の知識がなくとも、
読み終わるころにはこの時代のブリテンの事が分かる(と思ってしまう)くらいに
風俗や習慣がリアルに分かりやすく描かれています。
ローマの支配が及ばない防壁の北側と、
支配はされているが完全にはローマ化してない南側、
時々出没して民衆の放棄を煽るドルイド僧……など、この時代のブリテンの情勢も読むうちに分かります。
北の氏族が敵ではあっても悪者ではない所も良いです。
2011年に映画が公開されるそうで、ちょっと楽しみです。