受身と使役―その意味規則を探る (開拓社言語・文化選書) の感想
参照データ
タイトル | 受身と使役―その意味規則を探る (開拓社言語・文化選書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 高見 健一 |
販売元 | 開拓社 |
JANコード | 9784758925259 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 言語学 » 言語学 |
購入者の感想
一連の著作と同様、言語現象を適格/不適格たらしめている文法・意味的規則を探り当てていこうという合理的に精神に貫かれた論考。
日本語と英語の受身・使役表現について、そこに潜む規則をひとつひとつ丁寧に探り当て、明らかにしていく。
受身・使役は単なる形式的ルールにとどまらず、心的態度や言語外の社会関係も深く関わるため、議論は広がりと深まりを見せる。しかし本書は範囲や定義、方法を明確にして引き締まった形にまとめている。
やや辛抱強く論旨を追いながら読まないと難しいと思われる。特定の言語学理論の知識は必要ない。
日本語と英語の受身・使役表現について、そこに潜む規則をひとつひとつ丁寧に探り当て、明らかにしていく。
受身・使役は単なる形式的ルールにとどまらず、心的態度や言語外の社会関係も深く関わるため、議論は広がりと深まりを見せる。しかし本書は範囲や定義、方法を明確にして引き締まった形にまとめている。
やや辛抱強く論旨を追いながら読まないと難しいと思われる。特定の言語学理論の知識は必要ない。