怖ろしすぎる中国に優しすぎる日本人 (一般書) の感想

　著者坂東氏は警視庁捜査官だった方である。だから、現場で見聞した生々しい現実と
刑事ならではのセンス、中国資本に操られるマスメディアが報じない情報が満載である。
そして、現場の生死に直面したからこそ生み出される結論には感銘を覚える。
　特に中国の超限戦と人口浸透から日本国家、日本国民をどう守るかを論じた名著
である。

１　国防には3要素が必要
　国防には「国家防犯」「国家防衛」「国家防災」の3要素を要するという。犯罪検挙率や
犯罪検挙数が多い国、根拠なき反日教育を行っている国、社会インフラや生態系に
影響を及ぼすと疑うに足りる国からの入国を制限するべきだとされるのである。完全に
同意する。

２　中国の恐るべき実態
　それというのもマスメディアの報じない中国の実態は恐るべきものであるからだ。失脚
した薄煕来事件の陰には人体加工工場の経営があったという。ドイツ人科学者Ｈが
手がける人体標本作成工場の最大のものは中国大連にある。ここで作られる人体標本
展覧会は日本でも開かれたが、薄煕来の妻が経営に携わっている。死んでからでは
毛細血管に樹脂が入らないはずだと言われているが、薄煕来が大連市長になった時から
この地区の死刑執行方法が薬物注射に変わった。そして、彼の不倫相手であった美人
キャスターが妊娠すると彼の正妻が激怒し、美人キャスターは失踪、人体標本に妊婦の
標本が加わった。証拠はないが、本人と標本の頭部の形が似ていると言われる。写真が
並べてある。

　他にも胡錦濤暗殺未遂事件（何と艦砲射撃による）、大量の豚死骸が長江を流れた事件
の真実とその後など血も凍る中国の実態が明かされる。

３　中国の人口浸透戦略、超限戦
　さらに、東京の一部の地区を初め日本人が入り込めない中国人居住区が各地にでき
つつある。そこがどんな所かは実際に刑事としてガサを打った著者坂東氏だからこそ書ける。
　また、群馬県伊香保には反日を標榜する宗教団体が広大な土地を購入している。中国