2015年 中国の真実 (WAC BUNKO 204) の感想

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参照データ

タイトル2015年 中国の真実 (WAC BUNKO 204)
発売日販売日未定
製作者宮崎正弘
販売元ワック
JANコード9784898317044
カテゴリジャンル別 » 歴史・地理 » 地理・地域研究 » 中国

購入者の感想

中国の現状を前に、チャイナ通の宮崎氏、石氏が論じ合ったシリーズの第6弾です。主な内容を、私なりに整理してみました。

1.米中関係
習近平が提案した新型大国関係(G2体制)は、オバマに拒絶された。オバマは「世界の警察官をやめた」が、「アジア回帰」を打ち出している。

2.中国国内問題
習近平は江沢民派の制圧に乗り出しているが、まだ、胡錦濤派の制圧までは、手が回っておらず、国内の権力闘争は終結していない。
反腐敗キャンペーンもあり、習近平は、軍を抑えきれていない。
中国経済はバブルに陥っているが、富裕層は既に海外逃亡しており、バブルが崩壊したら、国内に留まっている中産階級が革命勢力になるかもわからない。

3.対日戦略
中国国内の問題を見えなくするためにも、習近平は、反日キャンペーンを継続・強化する。何なら、軍事介入してもよい。

4.軍事力の強化
引き続き、軍事力拡大に務めている。
中でも、1500キロを飛翔する対空母破壊ミサイルの開発に成功し、米空母は、中国から1500キロ離れた海域での作戦行動を余儀なくされる。

5.アジア各国の対中スタンスについて
対中感情は、総じて悪化しており、日本にとって、良い状況にある。

ここから導き出されるのは、習近平政権が、非常にもろい状況にあるということです。ただし、軍事力を強化しているのは事実であり、中国国内での問題から目を背けるために、日本への軍事介入というナショナリズム高揚政策をとってくることも十分考えられるのです。日本もアメリカを中心とした親日国との連携を深めるだけでなく、自ら、強い国になることが必要ではないでしょうか。

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