Voyages of Doctor Dolittle (Dover Children's Classics) の感想

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（あくまでもYEARLING社版についてですが）
岩波書店の井伏鱒二訳と読み比べていたら、ところどころカットされていることがわかりました。
ドリトル先生シリーズが時代とともに人種差別問題の観点から部分的に修正されているようだとは
知っていましたが、本書(YEARLING社版)はそれとは別にカットされている部分があるようです。
（たとえばスタビンズ君の回想でドリトル先生が自宅で笛を演奏したのが１８９３年だ、という
この物語の時代背景をかたるうえで重要と思われる箇所がありません）
又、他の本では冒頭の「私の名まえは、トミー・スタビンズといいます」のところは
My name was〜　と過去形なのに対し、本書では　is　と現在形になっているような細かい
違いがあるようです。　うーん、きっと本書は新しい読者向けにほんわずかとはいえページを
減らして現代的に読みやすくしてあるのでしょうかね？