BOSS Loop Station RC-3 の感想

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参照データ

タイトルBOSS Loop Station RC-3
発売日2011-03-29
販売元BOSS(ボス)
JANコード0761294500071
カテゴリ楽器用アンプ/エフェクター » エフェクター » ギター用エフェクター » ループエフェクター

BOSS Loop Station RC-3 とは

手軽に録音/再生が行えるペダル・タイプの最新ルーパー。


RC-3は、スピーディに録音/ループ再生が行えるループ・ステーション。RC-3はコンパクト・ペダル・タイプで、BOSSコンパクト・シリーズならではの操作系で直感的なコントロールが可能。
RC-3は乾電池による駆動が可能。ステージはもちろん、ストリートなどの屋外でも手軽にループ・パフォーマンスができる。

最大3時間、99個のループ・フレーズを記録可能。


RC-3は、本体内蔵メモリーを大幅に強化。従来モデルであるRC-2の最大録音時間が16分だったのに対し、RC-3は最大3時間の録音が可能と飛躍的な進歩を遂げた。録音したデータは、外部メモリーを使わずすべて本体内に記録されるので、メディアの交換などを必要としない、安定した操作と動作が可能。
また、録音時間の増加に伴い最大保存フレーズ数も99個まで対応。感性に任せるまま、思いついたフレーズをどんどん録りだめていくことが可能。さらに、録音をする際のガイドとしても役立つリズム機能を装備。タップ・テンポによるBPMの調節も簡単に行える。

ソースを選ばないステレオ入出力に対応。


RC-3は、ステレオの入力に対応。ギターなどのモノラル・ソースだけではなく、ステレオ・アウト対応のエフェクトを接続したり、シンセなどのステレオ・ソースの楽器を接続してのループ・パフォーマンスも行える。
また、オーディオ・プレイヤーなどを直接接続できるAUX入力端子も装備。お気に入りの楽曲やカラオケなど多彩な用途に使えるほか、バッキング・トラックを再生しながらループ・パフォーマンスを行うことも可能。

USBによるエクスポート/インポートが可能。


RC-3は、パソコンと接続できるUSB端子も装備。録音したフレーズをUSB経由でバックアップを取ることもできる。
また、パソコンからWAVファイルを本体にインポートすることも可能。例えば、お気に入りの楽曲をインポートしたり、DAWソフトなどで制作したバッキング・トラックをファイルとして取りこみ、ループ・ステーションで再生させながらセッションを行うなど、使いこなしの幅が大きく広がる。

リア・パネル

リア・パネル

主な仕様

規定入力レベル
INPUT=-20dBu、AUX IN:-10dBu
入力インピーダンス
INPUT=1MΩ、AUX IN=22kΩ
規定出力レベル
-20dBu
出力インピーダンス
1kΩ
推奨負荷インピーダンス
10kΩ以上
録音・再生
最大録音時間=約3時間、最大保存フレーズ数=99フレーズ、トラック数=1、データ形式=WAV(44.1kHz、16ビット・リニア、ステレオ)
リズム・タイプ
Hi-Hat、Kick & Hi-Hat、Rock 1、Rock 2、Pop、Funk、Shuffle、R & B、Latin、Percussion
USBインターフェース
USB 2.0/1.1 マスストレージ・デバイス・クラス対応
コントロール
ペダル・スイッチ、LOOP OUTPUTつまみ、RHYTHM OUTPUTつまみ、DOWNボタン、UPボタン、WRITEボタン、RHYTHM ON/OFFボタン、TAP TEMPOボタン
インジケーター
REC、PLAY(DUB)インジケーター
ディスプレイ
7セグメント2桁(LED)
接続端子
INPUT A端子(標準タイプ)、INPUT B端子(標準タイプ)、AUX IN端子(ステレオ・ミニ・タイプ)、OUTPUT A端子(標準タイプ)、OUTPUT B端子(標準タイプ)、STOP/MEMORY SHIFT端子(TRS標準タイプ)、USB端子、DC IN端子(DC 9V)
電源
DC 9V=アルカリ電池(9V形)、ACアダプター(PSA-100:別売)※ 充電式ニッケル水素充電池は使用できません。
消費電流
70mA(DC9V)※連続使用時の電池の寿命(使用状態によって異なります) アルカリ電池(9V形)=約3時間
付属品
取扱説明書、保証書、チラシ(安全上のご注意/使用上のご注意/サービスの窓口)、アルカリ電池(9V形):本体に接続済み
別売品
ACアダプター(PSA-100)、フット・スイッチ(FS-5U、FS-6)

外形寸法 / 質量

幅 (W)
73 mm
奥行き (D)
129 mm
高さ (H)
59 mm
質量
450 g

購入者の感想

この製品の面白いのは、メモリー容量とバンク数が多い(約3時間分、99バンク)ので、ルーパーとしての使用もさることながら、予めメモリーした音源カラオケ再生用にも使えることです。まあカラオケ再生ならiPodをAux端子からなんてやり方もありますが、ギターソロライブやる人などが足元操作で使うことができる、というのがメリットでしょう。
 
ルーパーとしては本体だけではシングルスイッチ操作なので大したことはできませんが、外部スイッチを付ける事で、シングルスイッチを接続した場合は停止・テンポ設定・クリアができ、ダブルスイッチの場合はバンク切り替えができるようになります。音源を入れ込む場合はUSBでPCに接続して、44.1kHz16bitのWAVファイル(ステレオ)をフォルダにコピーするだけです。ただ再生専用(オーバーダブ不可)にするためには一旦書き込んだ後、本体操作で別のバンクに”ワンショット再生”用として保存し直さないといけません。
 
なおステレオになっているので、ルーパーとしても使うためチャンネルAをギターアンプに繋いでいたとしても、チャンネルB(右チャンネル)側だけにカラオケを入れた音源ファイルにしておいてチャンネルBをPAアンプに繋ぎ、インプットB側にダミープラグを挿しておけば、ギターアンプ側と関係なく別系統で音源を出すこともできます(ダミープラグ無しだとチャンネルBにもギターの音が出てしまいます)。音量調整可能な簡単なリズムマシンもついています。

自分のコード弾きに合わせてソロを構築したり、課題のフレーズを練習したりするのに使っています。eBand や JS8 を使っているときは伴奏部分を作成するのに少し手間がかかり、ソロの練習にとりかかるまでタイムラグがありました。その点、こいつは踏んで伴奏録音、もう一回踏んだら録音完了、すぐにソロが弾ける。伴奏しながら描いていたソロのイマジネーションをタイムリーに発揮できてしまいます。99曲も録りだめでき、ライブの小道具としても使えるかも。ただし音質があなたに合えばの話。やはりデジタルの硬さがあり、奇数時の高調波歪み成分が耳に痛い。トランジスター・アンプでは少し気になる程度ですが、上質な真空菅アンプではこの硬さは目立ちます。ギターとシールドとアンプだけで音作りをなさる人はライブでは使えないかも。おき場所や接続によっては内臓プロセッサーのクロック信号のノイズが聞こえます。私は完全に練習専用に使っています。
☆4つの理由はこの高調波歪成分です。買う前にこの種の記述がほしいと思いました。しかし、この機能を持つルーパーで手ごろなものは他に無いのも事実です。まあ納得してお買い求めください。

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