Hobby JAPAN (ホビージャパン) 2014年 10月号 [雑誌] の感想

まずは表紙のHI-νガンダムver.Ka。レビューなのでほぼ素組ですが渡辺圭介氏によるディティールアップと彩度を考えた塗装により、
清潔感溢れる仕上がりとなっています。組んでみる予定の方は一見の価値はあるかと。ナイチンゲールは上原みゆき氏により各部に手を
加えられた作例として登場。明らかにキット素組とは異なるスタイルに仕上がっているので、こちらも見応え十分です。次はビルドファイターズを特集。
ＭＧスタービルドストライクガンダムの徹底工作、ＭＧでのキュベレイパピヨンにガンダムＸ魔王スクラッチ、ＨＧでのアメイジングエクシアやターンＸ
（ゴンダ仕様）、アイゼンサザビーにラベンダーズサ、ＧＭスナイパーＫ９を使ったオリジナル作例（どうやらレッド・・・になる
らしい・・・）など作例てんこ盛りです。ユニコーンは最終話特集にてセイラマスオ氏によるマスオディティール全開のHGUCフルアーマー
ユニコーン、最終話登場のローゼンズール、量産型バウ、シルヴァ・バレト、サイコフレーム覚醒モードのユニコーン作例を掲載。
覚醒モードの表現は賛否の分かれるところかも知れませんが、本来映像でしか表現しようのない状態を立体的に再現しようとした
その姿勢は素晴らしいし、個人的にはこの表現は「あり」だと思います。
その他多種多様ある特集の中で特に案内しておきたいのは二つ。一つは37年の時を超えリニューアルを果たしたハセガワ１／７００赤城の旧版キットとの
比較と福士明晴氏による作例。艦船モデラーならば必見の内容です。二つ目はマックスファクトリー製１／７２ダグラムをあの横山宏氏が作り上げた作例
が載ってます。「塗装でここまで変わるのか」という存在感は圧巻の一言です。
さて、作例に関しては星五つでも全く問題ないんですが二つ引いた要因は広告。特に「聖闘士聖衣神話EXシリーズ」で黄金聖闘士勢揃い写真を載せて
いますが、見る人によっては神経を逆なでする内容ではないかと思います。