氷室京介 25th Anniversary BEST ALBUM GREATEST ANTHOLOGY(初回限定盤) の感想

「ベストかあ縲怐E・・前のベストからオリジナル１枚しかないじゃん。。」と当初はグダグダ言ってた私が、何故本作を買ったのか。それは選曲にあります。

あの曲もこの曲もない！あれ！？ん？？？と最初見た時は首を傾げまくってたんですが、歌詞を思い出してびっくり。
それはメッセージの強いナンバーが中心になってるという事です。もちろん。ベストとして外せないキラーチューンも入ってるのですが、希望や願いや随所に「頑張れ！」という思いの詰まった曲で構成されてます。
ベストという冠がありますがこれは正真正銘コンセプトアルバムだと思うんです。
２５年目の氷室京介の「気持ち」だと思います。

だから私は２０周年時のベストは買わなかったけど本作は買いました。
血が通ってるって感じたんですよね。

きっと本作は悩みが多くかつ解決するにも不器用な若年世代の人たちのハートにも響いてくれると思います。
ヒムロックに出会うとてもいいきっかけになればいいな。と思います。
「言葉じゃ頭に血が上ってうまく言えないけどさ、こういうことだよ。」というような
何とも言えないヒムロックの気持ちが感じられてしょうがないのです。

こんなダヴィンチコードみたいな意味深い入門編を出してくれたヒムロックを改めて誇りに思います。

なのでこのベストアルバムは「最強ベスト」ではなく「最愛ベスト」です。

エンジェルで歌った「飾りを取った裸の俺」を２５年目にして遂に見た気がします。

始めての人はその楽曲に酔いしれるし、昔からのファンはその想いに感動できる。

ベスト盤に付いて回る永遠とも思えた難題を両方とも意味の違う体験をする事でまとめあげた本作。

こんなベスト盤なかなかないです。