恋のキューピッド焼野原塵 2 (ジャンプコミックス) の感想

待望の２巻が出ました。
本編は８話から１３話まで収録されています。
カッコ良かったのは最初だけで回を重ねるごとに凋落していくゴルゴン、
塵を魔界へ連れ戻すためにやってきたナンバー３の女性ロンシアなど、
魅力的なキャラクターが増えてきて、読み応えが出てきました。
前巻が気に入った方なら、今巻のギャグも十分に楽しめると思います。

また連載前の読切版『恋のキューピッド焼野原塵』も収録されています。
展開が１話目とほぼ同じですが、ユリ子ちゃんに借金があったり、
ヤクザが出てきたりと、ちょっと重めなストーリーではあります。

それからジャンプＮＥＸＴ！に掲載されていた
『ニセコイのキューピッド焼野原塵』も収録されていますが、
これはかなり面白いです！
『ニセコイ』の世界観を長谷川先生が描くという４ページ漫画ですが、
自身の画力の無さをひたすらネタにしていて、かなり笑えます。
やはり長谷川先生は無理に感動要素を詰め込んだりせずに、
ギャグだけで直球勝負した方がもっと面白いのになーと思ったりしました。

あと描き下ろしで『焼野原塵制作秘話』も収録されています。
電車に乗っていた長谷川先生に巻き起こった出来事とは・・・。
普通にいい話でした。
巻末には『花井ユリ子の突撃食レポ』も描き下ろされています。
「松屋いいよ、松屋」という内容でした。
近所に松屋が無いので知りませんでしたが、みそ汁が無料っていいですね。

さて２巻で早くも読切版が載ってたりしていますが、
ご存じのとおり『焼野原塵』は本誌では見事に打ち切られてしていました。
面白い漫画なんですが、やはり万人受けしなかったようです。

残念な結果になりましたが、来月に最終巻が出るので、
それも買って最後まで応援したいと思います。