ウィンガー　IV の感想

Wingerが帰ってきた。
恥ずかしながら、ごく最近Wingerの新譜が出ている事を知り
視聴の上、CDを購入した。

1stや2ndがたまらなく好きな方は幻滅するかもしれない。
自分も聴く前にあまり期待はしなかった。
何度も「再結成」「リユニオン」「〜年ぶりのアルバム」に
肩透かしを食らってばかりいたからだ。

が、思ったほど抵抗無く受け入れられた。
良く考えれば、3rdの存在が大きかったように思う。

1st,2ndの面影は殆ど無く、3rdの作風をそのまま現代に持ってきた感じ。
3rdは発売当時は評価の割れた作品であったが
聴けば聴くほどその良さが分かるスルメ盤である。
それに、ソリッドでダイナミクスを重視したプロデュースも良かった。
本作はまさに3rdの正統進化系と言える。

Wingerというバンドの本質をご存知なら
そして、2ndで削られた曲−
Demo Anthlogyで日の目を見た「Never」「All I Ever Wanted」の経緯をご存知なら、
このアルバムも素直に受け入れられると思う。

それと、大笑いしたのがYouTubeにアップロードされている
数曲のレコーディング風景。
こちらではDVDが手に入らないようだが、
Reb Beachのハイテンションなギターレッスン（？）や
それに応えて熱唱するKipの風景が観れてとても楽しい。