主婦でも大家さん 頭金100万円でアパートまるごと買う方法 (朝日コミックス) の感想

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参照データ

タイトル主婦でも大家さん 頭金100万円でアパートまるごと買う方法 (朝日コミックス)
発売日販売日未定
製作者東條 さち子
販売元朝日新聞出版
JANコード9784022140395
カテゴリビジネス・経済 » 産業研究 » 不動産 » アパート・ビル経営

購入者の感想

自称・売れない漫画家の妻と、タクシー運転手の夫がアパート二棟を購入して
オーナー業をする過程での数々の問題を漫画で赤裸々に描いた作品。

漫画家で不動産投資をしようという方は珍しいような気もしますが、
売れっ子だったらそもそも〆切〆切に追われておそらくは金を使う暇もないくらいだと思われ、
逆にそんな身分ではない著者だからこそ家計を楽にしたい思いでのアパート購入だったんだろうなと感じます。

最初の一棟目はわずか4室の木造2階建てアパート。間取りは全て2DK。だが、買った当初から3室が空室。
私、不動産屋なんですけどよく融資が出たなって感じです。
でも、空室を考慮して当初の売り出し価格の1,800万円→1,300万円で購入していたのはまだ良かった。
おかげで国民生活金融公庫から融資を出してもらえそうになる。
が・・・・それは「売買契約後」の話。金は当然に売買契約の際に必要だ!ってことで、足はサラ金へ・・・(笑)。
サラ金で借りたお金を国民生活金融公庫で借り入れたお金で返済しての危ういオーナー業スタートだった。

ま、のっけからこんな調子であるからしてその後も推して知るべし。
むしろ本番はこの後の関東近郊で廃墟と化していた1972年築のボロ物件に手を出したとこからだった。
読んで判るが、素人が手を出していい物件ではない。
ボロ物件をリフォームして使える物件にしようという作戦はありにしても、過程がプロ集団主導で進んだのは問題。
当初は利回り50%超えと目論んでいた物件の利回りは修繕費に3,000万円近い費用を出し、16%まで低下したという笑えない話。
しかも元々の物件自体が廃墟と化していたような建物だから、後々に水道管から赤水が出たりしてクレームの嵐だとかなって、
全然旨みが感じられません。それなのに、当初のオーナー夫婦より周辺の管理会社だとか、リフォーム工事業者だとか、
サブリースを請け負う業者だとかは熱心に作戦を半ば勝手にでも進めようかという勢い。

・・・・・・裏でどんだけ儲けたんだよって話になります。

この本は、偶然本屋で見つけました。

中身を読むと、はまります。

まず、少額の頭金で、マンションを買い、そのあと、大型廃墟マンションを買う。

その悪戦苦闘ぶりが非常に面白いです。

不動産は、少額から始められるように見えて、

実際は、見た目費用のほかに、実質費用がいろいろかかるのですが、

その種類、金額が全部?載っているんです。

この実質費用は、不動産屋さんはきっちり教えないのですが、

このマンガで一通り学ぶことができます。

そこが非常に役立ちます。

2棟目の大規模マンション一棟買いは、すごいお話です。

利回り50%のものを、業者が寄ってたかって、プランを組み、

現在利回り0%、将来利回り?%の商品に変えてしまいます。

なんでもかんでも業者さんに頼るのはよくないことだとわかりました。

不動産投資マンガとして、オススメ。

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