自閉症児のための明るい療育相談室ー親と教師のための楽しいABA講座 の感想

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参照データ

タイトル自閉症児のための明るい療育相談室ー親と教師のための楽しいABA講座
発売日販売日未定
製作者奥田健次
販売元学苑社
JANコード9784761407216
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 教育学 » 一般

購入者の感想

これはすごい本です。専門家一人が自分の考えをQ&A式で書いた本なら見かけたことはありますが、一つの質問に二人の専門家がそれぞれ回答するという形式は見たことがありません。本書の「まえがき」にもありましたが、ABAは問題解決のためにいくつもの解決方法があるということを証明したような教科書です。
 またさらにすごいのは、二人の臨床家の職人芸的な技法が惜しみなく書かれている点です。こういう本によくあるようなごまかしの回答などは一切なく、わかりやすくかつ具体的に書かれていることに驚きました。
 専門用語などを難しい教科書で学ぶよりも、著者らが面白おかしく楽しいネーミングで職人芸をわかりやすく解説しているあたり、「明るい療育相談室」らしく楽しくていいなと思いました。心理士や教師、保護者に読んでもらいたいです。

幼稚園年長、5歳の広汎性発達障害の息子を育てています。半年以上前に購入しましたが、これは買ってよかった!書いてある情報の質、量ともに素晴らしい。お買い得です。

1.まず、読み物として抜群に面白いです。クスリと笑いながら読めるなんて、この種の本としては稀有なことだと思います。
(自然なタクト−「気の利いたコメント」みたいな言語−を自閉症児から引き出すために親はマジシャンのようになれ、ママが突然、耳からバナナを生やしていたら、「あ、バナナ」という言葉を引き出せる、とか。こんなこと書いてある本、ありません。)
2.発達障害の子だけでなく、定型発達の子の育児にも使えるアイディアや考え方が満載です(片づけをしない子、ゲームばかりやりたがる子など)。
定型・非定型を問わず、2歳3歳の子を育てている頃から読めば育児がずっと上手になると思います。
3.発達段階に応じて、次々に新しい問題にぶつかるのが子育て。
最初わが子には関係ないと思っていたQ&Aでも、時の経過とともに、よく読んだらこれ、まさに関係あることかも…という感じで読み返すたびに発見があり、実に奥深い本だと感じました。

小学校高学年、思春期と新たな問題が次々に出てくると思いますが、楽しく乗り越えていくために、ぜひ続編を出していただきたいです。

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