おにいさまへ… オリジナル・サウンドトラック の感想

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羽田さんのここまでに至る作品には、いわゆる「羽田　節」がある程度必ずありました。（解りやすく言えば　進撃の巨人の澤野さん）しかしこの作品に至りますと、ほとんど消滅しています。
２０代に作曲された宝島は、「良くできている」という話しを聞きます。この後、宇宙戦士バルィオス、スペースコブラ、超時空要塞マクロス、超時空世紀オーガス等は、「羽田　節」が感じられます。同時期に作曲・編曲された宇宙戦艦ヤマト完結編「シンフォニー・オブ・アクエリアス」を作曲・編曲・ピアノ演奏を行い、「交響組曲宇宙戦艦ヤマト」を作編曲された方です。このような経緯があったからこそ「西部警察」のような良い作品が生まれたと想います。
あと、３年生きておられれば、マクロスＦ（フロンティア）での菅野さんと羽田さんの競作＆共作が実現したかもしれません。「題名のない音楽会２１」で羽田さん自信が語られていましたが、「アメリカに行ったときに、「お酒はいくら飲んでも良いから、私の店のピアノ奏者になってくれないか。」この話が印象に残っています。
この様な誘い受ける実力を有する日本人は、私が知る範囲では、クリヤ　マコトさんと三舩　優子さんくらい
でしょう。羽田さんの作品に興味のある方は、全ての作品をお聞きください。
「２００６年作曲のＦ2グンプリ」もよろしくお願いします。

アニメの内容も音楽も素晴らしかっただけに、この作品を好きな人はサントラを待ち焦がれていたはずです。
2年前に出たガールズ・イン・テーマソングスに収録されるまで主題歌（シングルCDのプレス数少なく、すぐに廃盤）すら
手に入れるのは至難の業でした。2003年発売のハネケンランドで主要なBGMが何曲か聴けて歓喜したものの、
やはりファンとしては単独アルバムとして欲しい。その願いがやっと叶いました。

解説によると、同一曲のサイズ違い（曲の一部のみを切り出したもの）を除いて、全BGMが収録されているそうです。