レミングス の感想
参照データ
タイトル | レミングス |
発売日 | 2007-02-28 |
アーティスト | ジン |
販売元 | パームビーチ |
JANコード | 4560168320205 |
Disc 1 : | レミングス 四季彩彩 26 トーン・ジギ √135 みこと 解読不能 マラカイト メイ 雷音 Someday 片瞑り 薄夕湖 |
カテゴリ | » ミュージック » ジャンル別 » J-POP |
購入者の感想
濃い。真剣に聴いたあとは疲れるほどに、もう1曲1曲がとにかく濃いジンのファーストフルアルバム「レミングス」。彼らの本能の初期衝動が詰まっている。
自分はこれまでのシングルから感覚を飛ばすロックとしてジンを認識していたし、音は確かにそんな響きを持っている。しかし詞からもメッセージが強く出ているのをこのアルバムを聴いて感じた。この年齢だから書けるのか、大勢が好みそうなわかりやすい詞を多用する歌謡作家には書けんだろう言葉の響きと文体。そこから伝わってくるのは他者への愛情など生活レベルでなく、もっと大きなこの世の原理や自然の摂理や人間の心理。唯一口語調の「みこと」だけは愛をも垣間見れるが、全体で歌われるのはもっと原始的な生物本能、その中で生まれる人間という生物であるがゆえの苦悩だ。それを包み込む大地の鼓動のようなリズムと、優しさと痛みを併せ持ったギターの旋律が感覚を刺激する。ちなみに個人的ハイライトは「トーン・ジギ」。解読不能なモラトリアムの答えが解った気がする。
一般の反応をみると、彼らの歌は受け入れがたいようだ。それも解る話で、他にこのスケールを描くバンドはいないからだ。ジンはまさしく自分達の表現を持っている。彼らの歌う意味を識るアルバム「レミングス」。本能に身を任せ、ただひたすら耳を傾けてほしい。
自分はこれまでのシングルから感覚を飛ばすロックとしてジンを認識していたし、音は確かにそんな響きを持っている。しかし詞からもメッセージが強く出ているのをこのアルバムを聴いて感じた。この年齢だから書けるのか、大勢が好みそうなわかりやすい詞を多用する歌謡作家には書けんだろう言葉の響きと文体。そこから伝わってくるのは他者への愛情など生活レベルでなく、もっと大きなこの世の原理や自然の摂理や人間の心理。唯一口語調の「みこと」だけは愛をも垣間見れるが、全体で歌われるのはもっと原始的な生物本能、その中で生まれる人間という生物であるがゆえの苦悩だ。それを包み込む大地の鼓動のようなリズムと、優しさと痛みを併せ持ったギターの旋律が感覚を刺激する。ちなみに個人的ハイライトは「トーン・ジギ」。解読不能なモラトリアムの答えが解った気がする。
一般の反応をみると、彼らの歌は受け入れがたいようだ。それも解る話で、他にこのスケールを描くバンドはいないからだ。ジンはまさしく自分達の表現を持っている。彼らの歌う意味を識るアルバム「レミングス」。本能に身を任せ、ただひたすら耳を傾けてほしい。