討鬼伝 の感想

※サンプル画像 クリックで拡大します

KOEIらしい和風アレンジのモンハンです。
ここでは自分の気づいたモンハンとの差異に着眼してレビューしようと思います
討鬼伝はモンハンを上手くシンプルに削ぎ落として作られた新しいタイトルです。
特に白眉だな、と思ったのはモンハンの消費アイテムというシステムを完全にカットし、1クエスト毎の使用回数制限付きのスキルを導入したことです。
代わりに討鬼伝ではミタマと呼ばれる歴史上の人物の魂を武器に付け替えすることで、ミタマの持つスキルを選択し、使用できるようになっています。
デモンズの草からダクソのエスト瓶になった感じと言ったら分かる方もいるでしょうか(本作では回復に限りませんが)。
これによりモンハンにおいてプレイヤーが要求された、畑やキノコ採集といった、狩りとは別の膨大な作業時間を完全に無くしています。
個人的にモンハンでの畑等々の作業部分を煩わしいと感じていたので、この変更はとても良いと感じました。

難易度はモンハンよりも大分カジュアルな感じです。
装備は同じモンスターを数匹狩ればそのモンスター由来の武器防具はだいたい作れてしまうので、物欲センサーと揶揄された困難さはあまり感じません。
結果装備を整えるのも容易になる上、敵からのダメージもそれほど大きくなく、またやられてしまったとしてもその場で味方がすぐ生き返らせられるのでそこまで鬼を倒すのに苦労することはないでしょう。
ここからはかなり主観的な印象になりますが、モンハンはモンスターの攻撃から次の攻撃までの間隔の調整がかなり練られていて、
ある攻撃を食らってダウンしてから場合によっては起き攻めとなるような攻撃を食らってしまうシビアな調整になっています。
大して討鬼伝はこの間隔が長めに取られており、ダメージが少ないのもあってモンハンに感じたシビアさや緊張感は削られています。
加えてプレイヤーキャラクターの1アクション毎の時間の長さもモンハンに比べて短くなっており、
より軽快に攻撃→回避→移動を行えるようになっているように感じます。結果攻撃をしている時間が殆どであるような感覚があります。

なるほど評価が高い訳だ、と満足の面白さ。
始める前はどうせモンハンのコーエー版だろ？って早とちりしていたが、
ストーリーの進め方や武器の個性、ミタマの特性を体験してそれがとんでもない偏見だったと思い知らされた。
モンハンとはまた違う爽快感、鬼という異物に迫るストーリー、様々な個性の仲間達。これ面白い。
やってみよう。やってみれば分かる事。おすすめ。

星一つは後半難易度…まあそれなりの救済措置はあるが、それでもこういうコントロールに慣れてない人はやや苦労するかも。

Amazonで購入(詳細)

7/24　2度目の加筆しました。プレイ時間は120時間を超えました。まだ100時間は余裕で遊べそうです。

まずこれはぼっちによる、ぼっちの方向けのレビューです。少々長いですが役に立てば幸いです。

いやこれは面白い。久しぶりに仕事中に「あぁ…早く討鬼伝やりたい…早く帰りたい！」と思うゲームに出会いました。普段☆5なんて簡単には点けませんがこれは文句ほぼなし。私が100時間以上同じゲームに夢中になったのは久しぶりです。コーエーさんありがとう。

私は狩ゲーは買いはするものの、近くに一緒にやる友達もおらず、独りでやっても作業感ばかり感じてモンハンもGEもすぐ売り払ってしまいました…

そんな私が夢中になった討鬼伝の魅力は…

・シングルプレイでも充分楽しめる
常にWi-Fiがあるわけではないし、ましてや友達もいないって人には共闘ゲームって面白くないんじゃないの？という方は安心して下さい。シングルプレイを想定して作られてるので、NPCで共闘感は味わえるしボリュームも多いのでぼっちでも長く楽しく遊べます。充分独りで(オフラインは)クリア出来ます。ストーリーもあり面白いですよ。

・Wi-Fiでのネット共闘プレイ
私のようなぼっちでも、Wi-Fi利用で共闘プレイが出来るというのは非常に嬉しいです。更に離れた友達とも出来るのも助かります。社会人になると夜な夜な集まってゲームとか出来ないので、これなら気軽に遊べます。野良で部屋立ててもコメントで○章プレイとか○○討伐とか事前に伝えられるのはグッド。やはり共闘プレイってシングルプレイとは段違いに面白いですね。苦しい状況でも仲間がいれば頑張れるし達成感が段違いです。一度一緒にプレイした人のキャラは保存されお供として連れていく事も出来ます。素材も自動で全員に配分されるのは便利です。
7/24現在ではWi-Fiの野良は賑わってますし、アップデートにより野良専門の人がかなり快適にプレイ出来るようになりました。

・システムが他のゲームと差別化され面白い